よくできる生徒は前から2列目の左側に座る!?

2015.10.30

キャプチャノートの字が汚いのが悩みだったりする

打ち合わせをしていて
ふっと気づいたことがあります。

「話しながらメモをとることは意外に難しい」って。

今さら何を言っているんだと
言われそうですね。

実際、ノートにメモしても
見返すことってほとんどありません。

そう思ったあたりから

きれいにノートをとるのことをあきらめました。

文字が汚いことも悩みではあります。
だからこそ諦めることにちゅうちょはありませんでした。

たしかにキレイに文字を書いて
ノートの上から順番に左端が揃っているとホッとします。

このとき、ノートをとるという行為は
インプットに重点が置かれている気がします。

学生の頃に聞いた記憶を思い起こすと・・・

「よくできる生徒は
黒板に向かって2列目の左側に座る」と。

そんなふうに聞いたことがあります。

生徒に背中を向けて
黒板に板書した先生は書き終えると話し始めます。

その行為に送れず素早く対応できる
座席が前列2列目の左側なんです。

前列2番目なんです。

一番前の席ではない理由は
チョークの粉が飛んでこないという理由だったりします。

反対に後列の右側に座ると
まだノートをとっているのに授業が進んでいきます。

遅れてしまう。

まぁちょっと時代を感じる光景ですが
左側右側ということは分かりやすいですね。

国語の授業以外は左から右に板書されますから。

そんな授業で習慣化したノートをとる。
あるいは文字を書くという行為は
情報のインプットのためです。

そうですよね。
暗記中心のテストですから。

そして社会に出てからの
ノートをとるシーンではどうかと言えば・・・

1.板書されません。
2.(資料を見ながら)会話中心。
3.課題を抽出する。
4.結果を報告する。
5.役割を分担する。

6.その場で参加するには発言する必要がある。
7.決まったこと以上にアイディアが求められる。

つまりアウトプット中心の中でメモる必要がある。

同じ行為なのに
意図することが真逆なんです。

もちろん文字はきれいな方がいい。

それ以上に何を話したのか。
どんな展開でその場が進んだのか。

振り返った時に
思い出せることが必要なんです。

書きながら
アウトプットすることが大切なんです。

そうなると
情報を書いて覚えることはできません。

会話の中から情報をイメージしながら脳にインプットして
文字や絵を書きながらアウトプットようにする。

これがいい。

整然と文字を書いても
次の仕事にいかせないだけですから。

先日の打ち合わせで
自分の書いた文字が汚いながらも

見直したときに次のアイディアが浮かんだことに
ほれぼれとしながら思ったことはそんなところです。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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