会計事務所のもっとも価値の低い仕事は申告書を書くことになる!?

2014.12.31

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ボクも舞台に出演した!?

今年も舞台を見る機会がありました。
数年前から劇場に通い始めて継続している楽しみのひとつ。
思い出せる範囲では・・・

2月『太鼓たたいて』
3月『国民映画』
5月『酒と涙とジキルとハイド』
9月『炎立つ』
12月『紫式部ダイアリー』

役者、脚本家、演出家、原作者そして作風などにもこだわらず
直感で楽しそうだと感じた作品を選びます。

すでに来年、2016年も3本の舞台を観る予定。

空いたタイミングで評判のいい「映画」をみるわけでもなく、
自宅に戻ると決まって見る「テレビ番組」があるわけでもありません。
あらかじめ予定を手帳に書き込んでその時間を確保します。

「舞台」ってそういう位置づけです。

そういえば、どの舞台もおよそ満席!
値段だって映画のチケットのおよそ5~6倍はします。
決して安くない。

ボクたちは「好きなコトにはお金を払いたがっている」って気づきます。

それが成立するためには
主催する側は価格以上の価値を届けて、

相手はそれを受け取っているからです。

そういう関係性があるから。両者がともに潤っている。

そしてどの舞台も、出だしが素晴らしい!

途中からは何とかなりますが
いったん過ぎ去った最初はどうにもなりません。
戻ってきません。

ある意味、ビジネスシーンと似ています。

ほら、最初に人間関係から決まるでしょ。
その時の初対面の印象ってず~っとそのまんま。
なかなかチェンジできない。

・ 面白そうだ~
・ ワクワクする~
・ 何が始まるんだろう~
・ 期待したくなる!
・ そうだ。任せてみよう。

相手はいろんなコトを想像します。勝手に想像します。
そうなったらもう始めるしかないんです。
自分らしく始めるしかありません。

逆もあります。

・ 役にたたない。
・ つまらない。
・ きっとムリだろうって。

そう決めつけられると難しくなります。
今後の展開がうまく望めなくなるから。
仕事だって舞台で演じているようなものです。

そのためのポイントは2つ。
1.(では始めるぞ!って)身構えたりしない
2.自分に自分の不意をついてみる

日常生活の場では次にそう言われたら、
こう話そうなんて準備しません。

舞台の基本は日常です。
古典や歌舞伎であってもその時代のワンシーンの再現です。

日頃のルーチンとは違って不意をつくことで
自分の日常を思い出して新しい自分を発見することもできます。
自分らしさは固有の思い出にあります。

整理してみますね。

好きなコト
=前金×事前予約×ライブの魅力×コミュニティーの形成

ボクの仕事ではどうでしょうか。
税務や会計にかかわることが仕事だと思っていると難しくなる。

会計事務所のもっとも価値の低い仕事は申告書を書くことになる!?

すでに安価で正確な会計ソフトが普及しました。

これではライブ感を共有できない。

そして顧問業としての
税務会計や経営の判断に関する相談業務も厳しくなりそう。

えっ!そこまで・・・?って感じでしょうか。

時代はもうそこまで来ています。AI(人工知能)の開発です。
人に依頼するよりずっと正確に情報を届けてくれるから。

どんどんソフトとAIに仕事が奪われていく。

ボクは顧問先企業と一緒に利益を探すことを実践していきます!

もちろんライブで。

税金を計算するだけの仕事。
帳簿を整理するだけの仕事。
従来からある仕事。

そこに執着せずにボクにしかできないことをしたいなぁ。
やっぱり経営者にとって好きなのは利益でしょ。
ほかのどこにもない利益だと思う。

大河ドラマ税理士の見方では「利益は探し物」です。

来年はそのあたりをもっとお届けしますね。

計算するだけの利益では経営はつまらない。
ライブ感をもって個性に基づいた価値を探します。
利益って個性に基づいた価値ですから。

2014年の大晦日。

来年も今年以上に舞台を観たいなぁと思いながら
自分自身も舞台の稽古をつけてもつけてもらったことを思い出しながら
考えたことです。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
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