リストラ社員が宴会あとの社長を襲ったのが本能寺の変。真田丸

2016.02.07

キャプチャ戦のあとの論功行賞は経営方針発表会だと思うと分かりやすい
(画像はニュースウォーカーより)

『敵は本能寺にあり!』そう宣言して

明智光秀が主君・織田信長を討ちます。
NHK大河ドラマ真田丸
第5話は「窮地」

本能寺の変で主を失った安土の城下は大混乱。
首謀者は明智光秀!

そんな展開です。

どうして明智光秀は織田信長を襲ったのか。

今回のブログでは当時のいきさつを踏まえて
現代の会社経営に置き換えながらお伝えしますね。

織田信長を社長。
信長の生まれ育った織田家を織田株式会社。
信長に従った家臣を社員として説明しましょう。

戦国時代の中頃。

名古屋が発祥の織田株式会社。
まだまだ小さな町工場って規模。
もちろん家族経営の同族会社です。

信長が17歳の時に
先代社長が亡くなって後継者に就任。

信長社長の誕生です。

当時、地元では評判の
うつけ者(アホ)と言われていたほど。
そんな信長社長には転機が訪れます。

26歳の時。

会社の存亡をかけた桶狭間の戦いを制して時の人に。
東海地方の老舗会社である今川株式会社に対して
名古屋の町工場が勝利した感じ。

その後、8年かけて
名古屋から岐阜にかけての勢力拡大に成功。
上場企業の仲間入りを果たします。

このころに信長と出会ったのが
働いていた会社が倒産してプーだった明智光秀。

運よく再就職に成功します!

ちなみに明智くんは信長社長よりも6歳年長。
その後、織田株式会社の経営理念が発表されました。


「天下布分(てんかふぶ)」
です。

現代のコトバでいえば
「首都圏進出」ってこと。

名古屋から岐阜にかけての
地域密着の営業を脱皮して
一心不乱に京都を目指します。

今の経営でいう目指せ東京!って感じ。
大きな仕事がしてみたくなります。

老舗企業なら京都への進出も可能ですが
織田株式会社は急成長したベンチャー企業です。

不安も募ります。

そこを支えたのが
先ほど中途入社した明智くんでした。

首都圏への販路拡大ともなればそりゃ大変です。

・ 製品力
・ 資金力
・ 交渉力

その3つが必要でした。

もともと京都に本社のあった会社に勤めていた
経験を活かして大活躍します。

度重なる困難にも信長社長と一緒に乗り越えて
なんとか首都圏の大部分のシェアを獲得に成功。

同時に明智くんは
晴れて首都圏にある各支店長を束ねる
エリアマネーシャーに就任します。

かなり偉い。
織田株式会社の中でも1番の出世です。

同族会社なので
経営者にはなれなくても
かなりの決裁権を持ちます。

そんな織田株式会社も
いよいよ全国展開に打って出ます。

首都圏で成功した

「兵農分離」「城下町スタイル」
全国展開を目指します。

目玉商品は海外から直接輸入した
大量の「火縄銃」といった感じ。

大河ドラマ真田丸の開始早々
1話~描かれる武田征伐はその一環です。

念願だった全国展開の足掛かりを築いた
織田株式会社の今後の経営方針を発表する会です。

社長の訓示があったり
成績優秀者の発表や臨時ボーナスが払われたり
新商品の発表をしたりする会のこと。

これが第4話の「挑戦」の舞台となった諏訪。

真田と徳川の初対決だったり
信長と真田との謁見シーンです。

真田の中途採用が決まります。
そこで信長社長が
エリアマネージャーの明智くんに怒っていたんです。

そんなシーン。
「お前が何をしたーーー!」って。

今までの働きも無視されて
明智くんは首都圏エリアマネージャーを解任されて
中国地方へ新規開拓を命じられます。

みごとに左遷。
リストラも同然です。

その処分に明智くんも呆然。

そんなことも気にせず
京都で飲み会(宴会)をしていた信長社長。

財界人と交流を深めています。
他の大勢いる支店長や社員も全国に出張中です。

チャンス到来とばかりに
ほろ酔い気分の信長社長を
キレて襲ってしまいます。

現代風に言えば
これが本能寺の変ということなんです。

以上。かなり早口にお届けしました。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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