資本金以上の住宅ローンっておかしくない!?確定申告で思うこと。

2016.03.04

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損得勘定では楽しみは見つからない

今日ぐらいからかなり温い大阪。
そうそう。温いって暖かいってことね。

3月に入って確定申告も終盤を迎えました。

確定申告で繁忙期を過ごすこの時期。
同時に春を迎える準備期間でもあります。

春になったら・・・

学校や会社を移る方も多い。

そんな時に目につくコピーは

・ 家賃よりも安い住宅ローンならお得
・ 史上最低金利でチャンス
・ どうせ支払うなら自分のものにならないと損

そんなコトバばかり。

いつも思うんです。

どうして住宅関連のコトバって
損得勘定を煽るんだろう~って。

たしかにそんな側面もあるけれど
それだけでお家を買う人。
特に経営者は要注意です。

確定申告書を書いていると
住宅ローンを使った控除を適用している人もいます。

ローン残高に応じて
所得税が安くなるって仕組み。

それはそれとして。。。

自己実現を目指す経営者や
こうありたいという姿が明確な
経営者は別の観点をもっています。

お家でいえば・・・

「その家でどんなふうに暮らすのか」ってこと。

そのあたりが明確だったりします。

ほらほら、
「どんなふうに会社経営するのか」と同じでしょ。

楽しそうです。

反対に普段から
楽しみが見つからないと思うなら
その原因は損得勘定から行動してるからです。

・・・きっと。

日ごろから味気のない日々よりも
ワクワクすることに意識を向けたい。

特に住宅ローンは気をつけましょう。

経営する会社の資本金は
500万円や1000万円なのに
当然のように4000万円も5000万円もの
住宅ローンを組んでいるケースがあります。

これは多くの人が
払える範囲の家に住もうとするから。

言い換えると
・・・その給料がないとやっていけないってこと。

役員報酬でも同じです。
その結果、

今の仕事に縛られたり
思い切って新しいことにチャレンジできない
恐れにつながっています。

変化に対応できないの
経営者の共通点はそれです。

支払金額可能で判断するのは危険なんです!

それ以上に
そこで暮らすとどんな可能性があるのか。

ワクワクすること。
そして少しネガティブなことにも触れておきます。

長く商売をしていれば
景気の影響だって受けます。
お給料だって増減するかもしれません。

それでもやっていける。
それぐらいでちょうどいいと思うんです。

そのぐらいの余裕があれば・・・

その家がホントに資産なのか。
それとも大きな負債なのかに気づきます。

えぇっ!?
お家って資産でしょ。資産に決まってる。

たしかにそうですが。。。

いざ売りたいと思っても
ローン残高よりも低い値段しかつかない。

そんな話もよく聞きます。

こうなればお家は負債そのものです。

だから住宅ローンは小さい方がいいんです。

「そろそろ、
お家を買いたいと思っているんです。
ポイントはどこですか?」って。

相談を受けました。

その際にボクがお答えしたことを
まとめるとそんなところです。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
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