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堺の商人と茶の湯と顧客の創造。

キャプチャドラッカーを利休で解いてみる

2016年7月
「千利休の大河ドラマを実現する会」
発足していました。

利休は大河ドラマの主人公には
なっていないもののその扱いの多さでは
一目瞭然です。

思い出すだけでも・・・

1978年『黄金の日日』鶴田浩二さん
1987年『独眼竜政宗』池部良さん
1996年『秀吉』仲代達矢さん
2002年『利家とまつ』古谷一行さん
2006年『功名が辻』鈴木宗卓さん
2009年『天地人』神山繁さん
2010年『江』石坂浩二さん
2014年『軍師官兵衛』伊武雅刀さん
2016年『真田丸』桂分枝さん

わき役として登場する利休は若くもなく、
織田信長に初体験する年齢が52歳ぐらい
でしょうか。

その後、本能寺の変で61歳、
豊臣秀吉の命令で亡くなるのが71歳。
若いころのエピソードが描かれると
もっと親しみもわいてきますね。

そんな利休は茶人として
捉えられることが多いわけです。

一方で堺の商人でした。家業は
魚問屋。倉庫業などもしています。

かのドラッガーの名言
「企業の目的とは顧客の創造」

ポイントは2つ。
1.イノベーション
2.マーケティング

これを400年以上も前に
千利休は実践しています。
詳しく説明しますね。

戦国の覇者・織田信長は茶の湯を
政治の取り入れます。
有名な茶の湯御政道です。

当時、働いてくれるスタッフに
支払うお給料は土地でした。

限りある領土ではお給料が支払えなくと
分かっていた信長は土地と同等あるいは
それ以上の値打ちを茶器につけたんです。

まさにイノベーション。

そんな信長が集めた大名物と呼ばれる
茶器の多くが焼ける事件が起こります。

せっかくの価値の上がった茶器の存在が
ピンチ。茶の湯にとっても謀反です。

分かりやすい本能寺の変の解説はこちら
リストラ社員が宴会あとの社長を襲ったのが本能寺の変

その後の天下人となった豊臣秀吉と
タッグを組む利休は名物の代わりに
侘び茶を推進します。

完璧なものは変化を嫌いますが
「侘び」という不足の美を表現する
新しい美は茶の湯を茶道へと
昇華させていきます。

これまたイノベーション。

茶室はどんどん狭くなり、わずか
二畳程度の空間で茶事をすことに
なります。

さらに入口である躙り口から入る
ためにはお客は誰であろうと頭を下げて
腰に差していた刀を外に置かなければ
茶室へ入れません。

これが侘びお茶を通じたコミュニティ。
そこでの関係性は師匠と弟子の関係であり

「ぜひあなたから買いたい」と
言ってもらうことにつながります。

顧客とは商品やサービスを買って
くれる人のことではなく
コミュニティを通じたつながりのある人
だとわかります。

マーケティングとはそういうことです。

その結果、貸し倒れや在庫の問題が
解決されます。繁盛します。

堺の商人に広く嗜まれていたお茶。
茶室や茶道具はたんなる趣味でなく
立派なメディアだったんです。

顧客の創造とは
イノベーションとマーケティング。

不足の事態をチャンスと捉えて
コミュニティを創造すること。
400年以上も前に実践してわけです。

そう考えると現代のボクたちは
SNSを使って発信と交流は
マストですよね。。。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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