まだ利益を計算しているんですか~
(『大河ドラマ税理士』のパンフレットから)
ボクの大好きな大河ドラマ。
番組開始50年以上の歴史の中で
大きな転換点を迎えようとしています。
それは・・・
「天下」について。
その認識が大きくかわりそうなんです。
天下無双、天下泰平や天下統一で
おなじみの「天下」です。
ここ最近まで天下=日本(列島)
そう信じて疑ったこともありませんでした。
どうやら違う(可能性がある)らしいんです。
今では日本のことを指すという認識ですが
戦国時代以前は違っていたということ。
室町時代以前の天下は近畿、東海、中国、四国。
室町時代以降の天下は京都とその周辺。五畿と呼ばれる地域。
つまり山城、大和、摂津、和泉、河内。
それぐらい天下の範囲は
狭くて地域が限定されていたようなんです。
関東や東北。
九州は辺境地。
つまり天下の範囲外だったようです。
言い換えれば
「天下+辺境の地=日本」って感じです。
戦国時代は群雄割拠の時代とも呼ばれます。
力のある大名が各地をそれぞれに収めていた時代。
天下が京都周辺であれば、
天下人も京都周辺の権力者となります。
室町幕府の将軍の勢力範囲とほぼ同じです。
ある権力者の影響力が
現在のように日本列島全土に反映されることは
想定されていなかったようです。
天下をどう定義づけるのか。
これは面白くなってきました~~~
では「利益」についてはどうでしょうか。
売上ー経費=利益
一般的にはそうです。
ただボクはこの考え方ではもうダメだと思う。
矛盾しているから。
間違っているわけじゃありません。
ただ、役に立ちにくいんです。
だって利益の最大化が目的なら
経費なんて使わない方がいいから。
それなのに
削減できない経費は3つあります。
1.お客さまと関係性を作る経費(販促費)
2.新商品を開発する経費(試験研究費)
3.会社の人材を育てる経費(教育訓練費)
使わない方が利益は残りますから。
それでも未来のためにはお金を使わないといけない。
これって矛盾です。
だから成り立たないんです。
ボクの定義では「利益は探し物」です!
個性の基づく価値が利益の源泉です。
源泉もなしに利益はありません。
そして自社の商品やサービスには価値はありません。
価値は相手が認識するものです。
利益率、利益の額、利幅という時の
利益はいつもまわりや過去と比べています。
単なる計算結果だから
無意識に比較するんです。
比べてどうするの~
探すことで見つかる利益は上質です!
率でも、額でも、幅でなく質に注目します。
モノに付帯する高機能や高性能ではなく
その人らしさやその会社らしい利益は他とは違う性質がある。
それが選ばれる理由です。
経営者の方と一緒に
探し物をする時間が楽しいーーー
その人らしい、その会社らしい
商品やサービスの価値を見つけて
届けることで得られる利益です。
新しい利益の概念は
日々、見つける楽しさで溢れています。