美術館で町鮨に魅かれる。。。

2022.12.15


西宮市大谷記念美術館のロビーにて

「BACK TO 1972」
~50年前の現代美術~

先日、時間ができたので立ち寄りました。
お庭が紅葉がとにかくきれいだった。
また伺いたい。

1972年に開館して今年で50周年で
当時の美術に触れる貴重な機会。
たまたまボクも1972年生まれだし。

自分の生まれ年を
振り返るきっかけにもなりました。
ふと子どもの頃のことを想い出した。

うどん屋さん、とんかつ屋さん、串カツ屋さん、
ステーキ屋さん、洋食屋さん、お鮨屋さん。

あれ、どれも食べ物屋さんばかり (笑)

特に数件の町鮨を想い出した。

・自分の釣った魚を提供するお店
・いつも同じネタの並ぶお店
・冬にお鍋の食べたくなるお店

などなど家族でよく伺った町鮨って
どのお店も価格設定に制限のある中で
手間や工夫によっておいしさを追求する。

なにより大将(又はおかみさん)の顔が
浮かぶお店ばかり。

ふらっと立ち寄れる。
予約しないで伺って満席だったら
また来るねって気軽なところも好き。

予約の取れない高級店でお任せを
いただくのか。
クルクル回転鮨で
とにかくお腹を満たすのか。

そんな2択とは別に気のあった大将と
仲良く時間を過ごす町鮨が心地いい。

今更ながらに
ボクの税理士としての
お客さんとの関係性に似ている。
そう思うんです。

町鮨
1.お店とお客さんの関係性が近い
2.お任せでなく好きなものを注文して
3.ちょいちょい通う

ボクの事務所
1.友だちみたいに近い関係が多い
2.同じ税務顧問契約でも依頼内容がそれぞれに違う
3.ほぼ毎月お会いする

ほらね。似ているでしょ。

大手監査法人や大型税理士法人を
星つき高級店とすれば

安くて記帳から申告まで請け負う
1人税理士事務所は回転鮨のよう。

ものごとが二極化が進む中で
第3の道を模索する時、
そのヒントになるのが
町鮨かもしれない。

家族で通いつづけてかれこれ30年以上
になる右近寿司さんもいわゆる町鮨。

どうしてボクたちは何十年も
こちらのお店にお世話になるのか

カウンターで父(76歳の現役税理士)と
そんな話をしました。

予約で3か月待ちの高級鮨から
お安い回転鮨まで無数のお店があって、
他にもたくさんの飲食店がある中で
いつも伺う、長く通い続けるのは
どうして同じ町鮨なのか。その理由です。それはスタンスが一貫しているから
その一貫したスタンスに共感しているから

きっとそうです。

10席前後のカウンター席と
テーブルが少し。
(←繁盛しても多店舗化などしない)

価格表(値札)もない。
お客さんによって値段が違う。
(←たとえ同じ商品でも)

それでも誰も文句を言わない。
(←そんなものだと思っている)

お店(の大将)もお客さんも
フラットで笑顔で楽しい。
お互いにマナーと思いやりさえある。

変化の速い世の中で
どんどん複雑化するばかりでも

いつも一緒、これに限ります。
商いって飽きない。

確立されたスタイルってかっこいい。
他と比べることなく
個性的だし魅力的ですね。

それにしてもボクは食いしん坊ですね~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
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