梅雨に入ったんでしょうか。
神戸は蒸し暑くなってきました。
先日、ある会社へ打ち合わせに伺いました。
契約している会計事務所の対応に不満だとか。。。
同業者への不満は自分事のように辛い。
ボクも気を引き締めないと。ねぇ。
お話を聞いてみます。
決算書や試算表の解説しかしてくれない。
もう少し親身になってほしい。
なにか具体的に解決策のアドバイスが欲しい。
そんな感じです。
会計事務所の解説は
「もっと売上を上げないといけない」とか
「人件費に対して粗利が少ない」とか
「これではお金が足りなくなる」って。
やれやれ。。。
そんなことは他人から聞くまでもなく
経営者なら十分に承知しています。
・・・それでそうすればいいのか。
そこですよね~
一通り数字を見せてもらって
ボクもアドバイスをさせてもらいました。
・ 売上高が減少傾向が続いている。
・ 現状では赤字となっている。
・ 人件費や家賃などの固定費が重たくなっている。
これをどう感じるのかです。
論理的に考えないで感じてみることです。
マイナス局面では数字を考えると
いつも答えや解決策はコストを削減だけです。
これでは面白くないでしょ。
だからしっかり感じ取ることです。
ポイントは時間!
ハイ!時間の概念を当てはめてみましょう。
そこで問題。
Q.粗利の高い仕事と粗利の低い仕事。
どちらがいい仕事でしょうか。
カンタンですよね~
A.粗利の高い仕事
って、そこが大問題ね。
ふつうに考えれば
粗利が高い仕事がいい仕事ですよね。
だって粗利がなければ
ほかの経費を払えないから。
でももう少し感じてみましょう。
働く現場に意識を向けてみます。
・ その仕事を納めるのに何時間かかりますか。
・ なにもしない時間はどれだけありますか。
その結果。
稼ぐ時間と稼がない時間があるんです。
計算すれば時間あたりの生産する利益は
粗利が高い仕事がいいとは限らないんです。
さらにその仕事をスタッフ全員で行っているとすると
一人当たり粗利はどうなるでしょうか。
改善策はそのあたりにあります。
これが具体策の第一歩です。
高い付加価値の仕事にこだわって
お仕事しているそんな傾向があります。
安売りだけはしたくない!って。
これ落とし穴ですね。
時間の使い方を見直してみましょう。
楽しくなってきましたか~
手待ち時間
客待ち時間
ムダうち時間
などを使いながら粗利の高い仕事をするよりは
フル活動しながら回転率の上がる仕事をする。
それもありなんです。
唯一の正解はありません。
まずは会社がどうありたいのか。
そのあたりを整理しながら進めていきましょうね。
あなたらしい利益が見つかりますように~~