ユーモアとは、にもかかわらず笑うことだと確信する真田丸

2016.12.01

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3j負ける気がしないって(画像は公式サイトより)

あらためて感じることがあります。

「ユーモアとは、
   にもかかわらず笑うこと」

どんなにピンチでも
自分が苦しんでいるにもかかわらず
相手に対する思いやりとして笑うこと。

そうだ。
間違いない!

主人公・真田信繁は
いつも相手のために笑っています。

大河ドラマ真田丸
最終回を含めてあと3話。

奮戦が続きます。

信繁は攻めてくる徳川相手に
合戦するために大阪城へ入城します。

攻めてくる敵は30万人。
集まった大坂方の牢人衆はおよそ10万人。

3倍以上の大軍が相手では
ほとんど勝ち目はありません。

それを冷静に分析します。

相手は寄せ集めで
味方は自らの意思でこの城に集まった者たちだと。
みんなの士気は高い。

「負ける気がしない」と笑って宣言します。

そうやって見方を鼓舞します。

それでも
その後もピンチが続きます。

自分を含めて命がけで
大坂城へ集まった牢人集なのに

お殿さまとその周辺に
まったく信用されません。

実績に関係なくまるでバイト扱い。

一時の期間雇用。
非正規雇用です。

城を出て迎え撃つ
・・・という必勝の作戦も採用されません。

実践経験の乏しい城方は
はじめから籠城を決め込みます。

それならば
・・・と考えた次の作戦が真田丸の築城です。

真田丸に籠って
攻め寄せる徳川の大軍を撃退します。

大勝利です。

ますます士気が上がります。

そんな矢先に
お城の天守閣に大砲の砲弾が命中します。

壁や天井が崩れ落ち
一瞬で城中の侍女たちが亡くなります。

その瞬間に恐怖に包まれます。

合戦ムードは一転して
お殿さま周辺は和議へと傾きます。

どうして・・・
なんで・・・
なんのために・・・

信繁や牢人衆には
まるで理解のできません。

城の堀を埋める
という条件で和議を結びます。

防御機能を失った
城ではもう勝ち目はありません。

・ 想いを込めても込めても
・ 作戦を立てても立てても
・ 成果を出しても出しても
・ 味方に信用されなくても
・ ダメかもしれないと思っても

それにもかかわらず
真田信繁は笑います。

あきらめません。

状況は苦しくなります。

追い込まれれば
追い込まれるほど

「死」に近づきます。

同時に「生きること」を深く認識させられます。

ボクたちの死亡率は100%。

やがてみんな亡くなります。

ボクたちは大切な人と
自分自身の死を体験します。

主人公・信繁に
自分を重ねてテレビにのめりこみます。

無念の父の想いのために
妻や子のために
従ってくれる家臣のために
集まった同士のために
亡くなった太閤殿下のために
目の前の殿さまと茶々のために

ただ笑って
次の作戦を立てます。

いつのまにか

信繁の表情や表現、
その存在は希望になっています。

まわりを照らす希望です。

にもかかわらず笑う。
今、ユーモアこそが求められている。

そんな気がしてなりません。

 

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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