目論む会社から慮る(おもんばかる)会社になろう
ゴールデンウィークでしたね。
ゆっくりされましたか。
それともいつも通りにお仕事でしたか。
ここ数年、SNSがどんどん普及してからは
「休み方」を真剣に考えないといけないなぁって思います。
「働き方」以上に「休み方」です。
好きな仕事ができるようになると
オンとオフの明確な境界線がなくなって
四六時中、仕事のことを考えるようになりました。
まわりのことを思い量る時間が増えましたよね。
気がつくとずっと仕事しているようでもあります。
ある意味、幸せなことです。
慮る(おもんばかる)ことが容易になりましたね。
今回の連休中は意識して
頭の中を空っぽにする時間をとりました。
昼寝もしたし、
普段ならしないような家のペンキ塗りにも挑戦。
楽しかったです。
そうすると・・・
頭の中の整理がどんどん進む感じがします。
不思議ですね。
前置きが長くなりました。
最近、書いてるブログの続きです。
⇒「あなたの会社に利益が出ないたったひとつの理由とは?」
⇒「ない会社の利益の基盤はブレスト資本!?」
⇒「利益を目録む会社からまわりを慮る会社になりたい」
センスのいい会社は
数字を大切にしながらもそこから脱却して
慮る(おもんばかる)ことを大切にしています。
そんなことを書きました。
ここでひとつの問題が起こります。
それは数値できない
ブレスト資本をどうやって客観的に把握するのか?
・・・ってこと。
この発想自体を改めればいい。
ボクはそうと思うんです。
『わたしが取扱説明書になります』
そんなでんきやさんのキャッチコピーもそうです。
関係性の深い、身近なお客さまへの立ち位置が明確。
しっかりと慮っている感じが伝わります。
ボクのようなメカ音痴にはうれしい。
これがどのぐらいの価値なのか。
金額で表現するといくらなのか。
そういう発想からは出発しないことです。
金額、お金、数字で表現できる以外にも
モノ余りの時代には
多様な価値に認識を向ける必要があります。
その方が個性的に表現できます。
そもそも幸せになるためにビジネスが存在しています。
その手段が金額としての利益です。
手段に過ぎない金額としての利益が
人を幸せにする唯一の方法であるはずがありません。
「 規模 ≒ 幸せ 」
予算や計画を話す機会では
決まって「右肩上がりに一直線」に成長する。
そう思っていたんです。
いつまでにいくら稼ぐのかって。
実際は違っていて
経済も会社も人も「らせん状」に成長します。
そんなイメージの方がぴったりします。
実際の成長は2軸で表現されるような
時間と金額で構成されるわけではありません。
3軸のらせん状です。
同じ事象がぐるぐると起こっているかのように思えます。
ぐるぐるとめぐりながらも
しっかりと進んでいることを横から見れば
確実に水平面に対して上昇している、らせん状です。
逆にマイナス成長の局面でもらせん状です。
逃げても逃げても同じ事象に遭遇する。
そこで気づくことはプラスの成長には
「古いものが新しい価値をまとってやってくる」ということ。
量販店やネット全盛の時代にあって
街のでんきやさんという古いスタイル。
そこでわたしが取扱説明書になるという価値をまとうことで
復活するんですから。
その変化に気づくためにも
まわりを慮ることが必要なんですね。