売上至上主義の終焉と比較経営の危機

2015.10.06

キャプチャ

キャットタワーと呼ばれるタワーに収納される
フォルクスワーゲンの車両(AFPBB Newsより)

世界屈指の自動車メーカーがピンチ。
フォルクスワーゲン(VW)。

VWのクリーンディーゼル車は
排ガス規制を不正にクリアしていたようです。
先日のニュースで知りました。

対象台数、その数1,100万台!

窒素酸化物(Nox)などの
有害物質の排出を抑えた車として開発。
欧米でたくさん支持されたようです。

ところがその車が不正だったようです。

残念。。。

こんなことはなにも
大企業に限ったことではありません。

数字を追う意識が競争を煽っている。
その原因は
ほとんど売上至上主義が原因です!

売ることを最優先に考える経営。

自動車メーカーに求められる最優先課題は安全です。
鉄道もそうだしモノづくりなども安全第一のはず。

ボク達、税理士なら正確ってこと。
当然ですよね。
それが信用だから。

そこが崩れたらそもそも・・・ねぇ。

それでも時々、
その土台を忘れてしまう時があります。

それは売上至上主義で
同業他社比較とシェアばかりを意識するからです。

意識するのは販売台数、顧客数や利用数・・・

数字と損益重視で
人がまったく感じられなくなります。

数字は比較分析するにはとても向いています。
好都合です。
ただし、それは結果です。

それまでの過程でお客さまに
価値を届けることが大切だと思う。

「何をいくらで販売する」視点から
「誰にどんな価値を届けて販売する」意識へ。

この視点では同業他社ではなく
お客さの方を最優先に考えます。
自分たちの価値の届くお客さまです。

「他者との比較経営」ではなく
「身の丈経営」を心掛けたい。

余裕がなくなると
人格が変わるのは個人も法人も同じ。
世の常ですから。

どんなに儲かっても
仕合せに貢献しないようではダメですから。

気をつけたいですね。
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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
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