大坂へ人質に行くって大阪へ留学に行くってことです。真田丸

2016.04.10

キャプチャ隠れるように部屋にやってきた男と信繁
この男が秀吉であることを信繁はまだ知らない

久しぶりにオンタイムで観た大河ドラマ真田丸。
今夜は14回大坂。

上杉家の人質となっていた信繁。

越後の国・春日山城で過ごしています。
先日の合戦では懸命の働きをして勝利したものの、
また人質生活に逆戻りです。

そんなころ。

日本の中央では
羽柴秀吉が覇権を握りつつありました。
のちの天下人・豊臣秀吉です。

秀吉は全国の諸大名に忠誠を誓わせる一方で
その証に家族を人質に差し出すことを要求します。
場所は秀吉の居城・大坂城です。

関白となった秀吉は天下人として君臨。
その権威に多くの大名が人質を差し出していきます。

人質といえば
・・・あまり聞こえは良くありませんが

つまりは留学です。

 

信長や秀吉による
日本の再統一がされるまでは
文化も政治も経済もその中心は京都でした。

それが応仁の乱で京都が焼かれて
全国の有力大名のもとへ分散していたんです。

その担い手は僧侶。
お寺のお坊さんです。

 

当時、お寺は時間を管理しています。

ゴーン♪ゴーン♪

と、打ち鳴らす鐘の音で
時間を知らせていますよね。

そして文字を書くことができます。
教養や文化はお寺から発信されています。

さらにお寺の門前では
市場が開催されていて経済も握っていたんです。

そのぐらいお寺はすごかった!

秀吉によって
京都の治安が回復されて
以前のように活気が戻ってきたんです。

だから京都は最先端の町。
その保護者である秀吉の本拠はそのお隣の大坂。

畿内といって
摂津(大坂)・河内・和泉・山城(京都)・大和が
この国の中心都市です。

当時、関東はへんぴな片田舎ですから。

そして、人質といっても
普段は牢屋に入るのではないのです。

それぞれの大名には屋敷が与えられて
日々の暮らしの中で学ぶことができます。

田舎暮らしでは見ることのできない
最新トレンドを目の当たりにします。

全国から人が集まり交流ができます。
諸大名と関係性が築けます。

実は幼少期に人質生活を送っている武将は
とても活躍している武将がたくさんいます。

その筆頭が徳川家康です。
幼いころから今川家の人質生活でした。

さらに毛利家の両川のひとり小早川隆景も。
大内家の人質生活を経験しています。

大河ドラマ軍師官兵衛に登場した
官兵衛の息子・黒田長政も安土城で
織田家の人質となっています。

周辺諸国に人質を要求できるほどに
力のある大名はたんに兵力があるだけでなく
すべてのレベルも圧倒的だったんです。


だから人質は留学なんです。
本場ニューヨークへ行く感じ。

晩年、真田信繁の活躍は
この大坂での留学経験が活かされています。

巨大なお城や南蛮渡来の品々
優秀な武将たちと交流し
天下人の側での最先端な学問を学んだに違いありません。

国元へ帰る以外は
ほぼ自由な生活です。

ほら大坂城の中でも
信繁に見張りもついていないでしょ。

ここで正室との結婚もありますから。恋愛です!

ちなみに現代は大阪と書きますが
当時は大坂と書いたようです。

上田から大坂へ。
さぁ信繁の留学が始まりました。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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