10月から11月へとまたぐ今週。
グッと寒くなって繁忙期に突入です。
せっかくだし役に立つ会計の視点を
お届けしますね。
・同じ時間を過ごして
・同じように経営して
・同じように打合せして
・同じように会計ソフトを使っているのに
どうして成果が違うのか。
会計は経営の役に立たないのか。
長年の疑問だったんです。
それは
・経営者が違う
・スタッフが違う
・取引先が違う
・お客さまが違う
・業種が違う
・取引条件が違う
・規模や収益性が違う
当たり前のように違うんだから
儲かる会社は儲かるし儲からない会社は
儲からない。。。
あれ。これじゃ会計は役に立たないって
ことになる。何度かアプローチを変えて
ある時、気づいたんです。
会計の使い方が違うってことに。
1.経理担当者の会計
2.税理士の会計
3.経営者の会計
税理士の会計はともかく
経理担当者の会計と経営者の会計は
まるで違う。別ものです。
日々の取引記録の正確性を求める会計と
経営判断の資料として活用する差です。
経理担当者が追求するのは会計スキルで
経営者に必要なことは会計センスです。
前者が部分で後者が全体。
見ている視点が違うでしょ。
どんなに個々の取引伝票が正確でも
それは経営判断の視点ではありません。
同じ会計データを使っても
立場が違うので話もかみ合いません。
・・・というか
その違いに気づいていないことが
多いんです。
これは不幸と言ってもいい。
出来上がった結果を読み上げても
会計データは過去のものです。
その延長線上で未来を予測しても
予算を作っても役に立ちません。
ほとんど実現しない。
実際、予算を作って黒字化を
目指しても赤字の会社は
ずーーーーーっと赤字でしょ。
これは経営者の会計視点が
経理担当者の視点だから。
ちぐはぐなんです。
その視点が悪いのではなく
経営者は経理担当者の視点で
会計を使っても経営判断は
できないってこと。
やってるつもりです。
会計スキルと会計センスの違いを知ること!
これとっても重要です。
スキル=機会×回数
これです。
どんなスキルも努力すると必ず上達する。
会計では勘定科目の意味や入力コードを
おぼえて実際に入力する。
手もとの資料と残高を突合するなど。
1年も行えば自社の会計ぐらいは
理解できるようになります。
やればやるだけ身につきます。
確実に成果の出る分野です。
センス=直感に基づく行動×まわりの反応
これね。
ほらセンスのある人は行動的でしょ。
思い立ったら即行動するタイプ。
とにかくやってみる。
ダメなら変えればいいと思っている。
どんなに自分がいいと思っても
まわりの反応が悪いとやり替えます。
そこに執着しません。
だからセンスって磨かれていきます。
どんどん輝いていきます。
・・・と、ここまで読んで
いただいたところで長くなったので
続きは次回に。