理科の宿題プリントが懐かしい
気がつけば娘が小6で息子が小5。
子どもの成長は早いと聞いていましたが
ホントに早いと驚いています。
意識して子どもたちとの時間を増やして
かかわる時間を増やしてみたんです。
ボクは少し優しくなった気がします。
勘違いかもしれませんがお伝えしたくて。。。
具体的に書きますね。
優しくなったというのは、
「なんでこんなことができないんの」
「なんでこんなに時間がかかるんだ」とか
そう思うことがこれまでよくあったんです。
・・・というかそれが日常でした。
バツの多い返却されたプリント。
宿題の答案だけを見るだけでは
この問題のどこが難しいのだろうかと
ため息がでるばかりでした。
ボクにできることをやってみよう。
そう決めました。
限られた時間の中で探してみます。
晩ごはん前に一緒に宿題をすることに決定。
具体的には同じテーブル向かって座ること。
まぁこれだけ。
何日か経ったある日。
マルが増えていました。
それも青いマルです!?
「この青いマルって何?」
そう息子に聞いてみたんです。
初回の宿題で正解したら赤いマルで
青いマルはお直しで正解とのこと。
そうか!
そのプリントを見て想ったんです。
「慣れていないだけやね」
「どうやったらいいかわからないから」
そんな相手(子どもたち)の気持ちを少しずつ
くみ取れるようになってきました。
同じテーブルを囲んで一緒に座って
いるときにそう思うようなります。
やり直さなかったら、
そのプリントはずっとバツのままだから。
やっぱり一緒に時間をゆっくりと
共有することは大きいなぁと実感。
できていなくても
うまくいっていない状況でも
いきなり否定すると反発だけが起こります。
的確な指摘や急激な変更は避けて
少しずつ水を足すように
そのうちに中身を入れ替えていくイメージです。
答えを教えるのではなく
こちらが問題を読むだけでも
息子の回答にリズムが出てきます。
急に正解が増えたわけではありません。
すぐにあきらめていた問題にも
興味を持つことが増えてきた
・・・そんな感じでしょうか。
どんなことにも「慣らし」というものが
必要であることを子どもたちとの時間から
気づかせてもらいました。
繰り返す作業のようなもの。
子どもたちの宿題がそうであるように
ボクたちのかかわる会社の伝統もそう。
伝統とは革新の連続である。
というコトバを胸に刻みながらも
急激な改革は避けて、
少しずつ水を足すように
中身を入れ替えてきました。
大好きな小山薫堂さんのコトバ。
今年、ミシュランで星を獲得された
受賞のコトバにハッとなります。
変化の速い世の中では
今すぐの対応が求められがちです。
できるか。できないのか。
できないことがダメなのではなくて
慣れていないだけ。
きっとそうです。
そうだと想う休日の朝です。