文のお父さん・杉百合之助の年収は195万円!?大河ドラマ花燃ゆ

2015.05.31

キャプチャ現代と比べると大家族だなぁ~

大河ドラマ『花燃ゆ』

主人公・文(ふみ)の生まれ育った
家・杉家は暮らしぶりからかなり貧しそう。

野菜や魚をもらったり
武士なのに畑を耕すシーンがあるぐらい。
剣術の修業するより暮らし向きのシーンが多い。

その時代背景は江戸時代の終わりごろ。
ペリーが黒船に乗ってやってきたころです。

⇒ 文が松下村塾でにぎったおにぎりは18,000個!?大河ドラマ花燃ゆ

このブログでは

文の兄・吉田松陰が主催していた松下村塾で
『みなさん、ごはんですよ~』と言って
おにぎりを配るシーンを解説しました。

おかずはほとんど出てきません。

今回のブログでは
文のお父さん・百合之助の年収について
考えみましょう。

お城のお殿さまから
いただいていたお給料です。
職業は武士。かなりの下級武士です。

石高は26石。(こうだか26こく)

石というのはお米の単位。

現代も江戸時代も物価は変動します。
だいたいで考えますね。

白米1合はおよそ150グラムなので
1石=150キロ。

日ごろボクたちがお米屋さんで買うお米の値段は
10キロで5,000円ほど。そうすると・・・


1石=75,000円
お父さんの石高26石×75,000円=1,950,000円
195万円です。

これが杉家の収入金額です。
この時代は家柄に応じて身分が決まり
収入が固定されます。

だから、ず~っと195万円です。

よほどの手柄をたてない限り出世は難しいんです。
戦乱の時代ありません。
200年ほど国内には合戦がありません。

だから、ず~~っと195万円なんです。

家族手当もありません。
資格手当もありません。
毎年のベースアップもありません。

だから、ず~~~っと195万円なんです。

これで家族全員が暮らします。
家計が苦しいことは想像がつきますね。
家系図にもありますがかなりの大所帯です。

だから、ず~~~~っと195万円なんです。

いい家(屋敷)に住みたい
美味しい食事がしたい
綺麗な女性と恋したい

なんてまるで想像もできません。

それはわがままだから。

ちなみに年収200万といえば
月給は16万6千円です。
バイトしないとやっていけない感じ。

お父さんが畑仕事するのはそのためです。

それでも文のお母さん・滝は「せわぁーない」って

いつも笑顔です。とにかく仲がいい。

大丈夫
心配ない
たいしたことない

互いに励ましあって笑ってみる。
笑顔で接するから笑顔が返ってくる。

家族みんなが笑顔で幸せに暮らすことと
年収は関係なさそうですね。

かなり安心した~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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