大河ドラマ『花燃ゆ』
主人公・文(ふみ)の生まれ育った
家・杉家は暮らしぶりからかなり貧しそう。
野菜や魚をもらったり
武士なのに畑を耕すシーンがあるぐらい。
剣術の修業するより暮らし向きのシーンが多い。
その時代背景は江戸時代の終わりごろ。
ペリーが黒船に乗ってやってきたころです。
⇒ 文が松下村塾でにぎったおにぎりは18,000個!?大河ドラマ花燃ゆ
このブログでは
文の兄・吉田松陰が主催していた松下村塾で
『みなさん、ごはんですよ~』と言って
おにぎりを配るシーンを解説しました。
おかずはほとんど出てきません。
今回のブログでは
文のお父さん・百合之助の年収について
考えみましょう。
お城のお殿さまから
いただいていたお給料です。
職業は武士。かなりの下級武士です。
石高は26石。(こうだか26こく)
石というのはお米の単位。
現代も江戸時代も物価は変動します。
だいたいで考えますね。
白米1合はおよそ150グラムなので
1石=150キロ。
日ごろボクたちがお米屋さんで買うお米の値段は
10キロで5,000円ほど。そうすると・・・
1石=75,000円
お父さんの石高26石×75,000円=1,950,000円
195万円です。
これが杉家の収入金額です。
この時代は家柄に応じて身分が決まり
収入が固定されます。
だから、ず~っと195万円です。
よほどの手柄をたてない限り出世は難しいんです。
戦乱の時代ありません。
200年ほど国内には合戦がありません。
だから、ず~~っと195万円なんです。
家族手当もありません。
資格手当もありません。
毎年のベースアップもありません。
だから、ず~~~っと195万円なんです。
これで家族全員が暮らします。
家計が苦しいことは想像がつきますね。
家系図にもありますがかなりの大所帯です。
だから、ず~~~~っと195万円なんです。
いい家(屋敷)に住みたい
美味しい食事がしたい
綺麗な女性と恋したい
なんてまるで想像もできません。
それはわがままだから。
ちなみに年収200万といえば
月給は16万6千円です。
バイトしないとやっていけない感じ。
お父さんが畑仕事するのはそのためです。
それでも文のお母さん・滝は「せわぁーない」って
いつも笑顔です。とにかく仲がいい。
大丈夫
心配ない
たいしたことない
互いに励ましあって笑ってみる。
笑顔で接するから笑顔が返ってくる。
家族みんなが笑顔で幸せに暮らすことと
年収は関係なさそうですね。
かなり安心した~