失敗ではなくバグ。更新する長州藩の3つのポイント。「花燃ゆ」の時代

2015.06.28

キャプチャ長州藩が敗北した下関戦争

大河ドラマ『花燃ゆ』
物語は池田屋事件から禁門の変へと進んでいきます。

ちなみに禁門の変の「変」の意味ついては
ココで解説しています。

⇒ どうして本能寺の「乱」ではなく「変」なのか。

物語も中盤。
主人公・文(ふみ)の育った
環境はとても特殊だと感じます。

どうして長州藩だけは
次から次へと変化・事件が起こるのか?

・・・という疑問です。

⇒ 黒船密航
⇒ 下関戦争
⇒ 8月18日の政変
⇒ 池田屋事件
⇒ 禁門の変
⇒ 長州征伐

どれも惨敗です。

それでもやがて薩長同盟へと実を結びます。

今回のブログではそのあたりを探りますね。

黒船が浦賀にやってきた頃を「幕末」と呼んでいます。

これは今のボクたちの感覚です。
その当時の人にはそんな認識はありません。

時代が変わりつつあるってことぐらいは感じていたかもしれない。

そこにいち早く
対応し続けたのが長州藩でした。
その挑戦は苦悩と敗北の連続です。

どうしてか・・・

それは当時の日本が封建社会だったからです。

身分が決まていたんです。
仕事と収入と結婚相手などの
家柄によって決まっていたから。

家を相続できるも長男だけです。
次男、三男などは他家へ養子に出されることが一般的。
苗字のちがう男兄弟がたくさんいるのはそれです。

主人公・文の家族もそうでした。
変化に挑んだ人たちが文の周辺にたくさんいました。

黒船に密航したのは兄の吉田松陰。
下関戦争を指揮したのは夫・久坂玄瑞。
さらに禁門の変では夫・久坂玄瑞は自刃します。

今回の大河ドラマではそのあたりが描かれています。

池田屋事件で殺害される
吉田稔麿も兄・松陰が主宰した松下村塾の塾生でした。

よ~く見ていけば
この時代に活躍した人たちはみんな身分が低いんです。

他の藩では影響力がない身分です。
それなのに長州藩では彼らに発言する機会が与えれます。

これはスゴイ!

時代の変化と
時間の流れに逆らうことなく必要に応じて
「更新」を繰り返します。

1.抜擢する
2.最適化する
3.継続する覚悟をもつ。

やがて覚醒されて成果を実感します。

 

まずは抜擢です。

身分にかかわらず学ぶ機会を作り
能力に応じて採用する組織です。

藩が主宰する明倫館という学問所以外にも
松陰が開いた私塾・松下村塾もそのひとつ。

結果として同じ雄藩と呼ばれる
薩摩藩に比べても一般人の識字率は抜群です。

次に最適化します。

これは新しい可能性を持った人材に対しては
新しい役割を与えています。
国元を離れ江戸や京への見識を広げます。

まさに新規プロジェクト。

そこにはサポート役が必要です。
そこで登場するのが身分のある文の義理兄・小田村伊之助でした。

抜擢された人材の最適化には
上層部の理解が理解が必要だから。

第3には

すぐに結果を求めない継続する覚悟が必要です。

いい結果がすぐに出るとが限りません。
新規事業が軌道に乗るかどうかは
長い目で対応する覚悟が必要です。

そもそも時代の流れに応じて「更新」する必要があるんです。

「バグ」はつきものです。
それを修正することで最適化されていきます。
継続して「更新」することで成果ができます。

攘夷の決行!
外国を打ち払うことで物価の上昇を抑え暮らしを守る

こんなキャッチコピーです。

下関戦争で敗れても
8月18日の政変で京を追われても
長州藩は禁門の変へと突き進みます。

思った成果が出ない時にこそ覚悟が試されます。

そんなものだという常識や習慣。
教わった型が邪魔をします。

そこから逸脱すること視点こそが
時代の変化や時間の流れに乗る唯一の方法かもしれない。

ビジネスには結果や数字は必要です。
そうだと言って行動をしない理由にはなりません。

「バグ」を恐れずに「更新」しましょう。

やがて転機は訪れますから。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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