識字率は男60%女30%の「花燃ゆ」の時代。学ぶことが生きる力になる。

2015.11.15

キャプチャ美和の兄・吉田松陰の書き残した留魂録

明治維新を経て近代化を進める新政府。
群馬県の生糸は日本を代表する輸出品でした。

大河ドラマ『花燃ゆ』の舞台も群馬。

そこでは働かずに博打の借金を重ねる男。
その肩代わりをする女房達がたくさんいた。

実は働かない亭主と子供を抱えながら
懸命に糸を引く女たちが生糸を支えていたんです。

ある日、借金の返済を要求する借金取り。
手には証文があります。
当時、身分の低い者には文字は読めません。

どんな条件なのかを確認もせずに借金を重ねます。
今回は娘を借金の・・・となります。

そんな状況を生糸工場の
女主人・おせいがお金を肩代わりします。
「仕方がないね・・・みんなで働こう」って。

ホッとして感謝する工場の女性。

そのやり取りを見ていた
美和がおせいさんと女性たちに向かって話し始めます。

そのシーンについて。

少し長いですが
美和のセリフを引用しますね。

それでいいのですか・・・

自分から何かを変えようとしない限りダメなんです。
同じことの繰り返しで。
慣れっ子になってしまって。

このままでほんとにいいんですか?

何が言いたいんだい。

おせいさんがいつもみなさんを守ってくれています。
だから、解決しないんです!

私に意見しようというのか。

はい。言わせていただきます。
自分から何かを変えようとしない限りダメなんです。

みなさんが大変なのはわかります。
それでも自分には無理だと決めつけないでください。

できないことなんてない!

その気になれば何でもできます。
難しい字だって、文章だって覚えるようになれる。

これからは誰でも人生を好きに生きていけます。
そんな時代になったんです。みんなが命懸けで願ったように。。。

どうか一粒の籾として次の春のタネとなれますように・・・
(『留魂録』を書き残した兄・吉田松陰を思い出しながら)

誰でも夢見ていいんです。

でもそのためには学ばないと。学んで考えることが大事です。
それが生きる力になります。生きる力を身に付けないと。

何度でも言わせていただきます。

気に入った。
自分で学び考える。その通りだ。

美和、おせいさんとみんなが笑います。

生糸工場で働く女性たちが
美和と一緒に文字と文章を学び始めます。

同じくして、
義兄で県令の楫取も県内に学校をつくり出します。

明治維新の当時。
日本の識字率は男性で60%。女性で30%ぐらい。

この場合の字が読めるというのは
自分の名前と暮らしている村の名前が
読み書きできるという程度。

今からは考えられないほどに低いんです。
一番進んでいたのは京都とその周辺。
お寺でお経を学ぶ人たちですが多いから。

つまり近畿周辺が識字率は高くて
辺境へ遠くなる連れて低くなります。

さらに日ごろから農作業に従事することを
強制されていた階層には文字は不必要でした。
文字を覚える時間があれば
農作業を強いられる環境だったんです。

これは群馬でも同じ。
生糸に従事する者の環境と同じだったんです。
そして、明治維新。

兄・松陰。夫・久坂玄瑞。
松下村塾で学んで散っていった多くの人の犠牲によって
誰もが夢をかなえることができる時代になりました。

その始まりは文字を覚えること。

そう思うとこのドラマはとても興味深いですね。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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