会社の体力・抵抗力・免疫力について考える①

2020.04.26

そろそろ桜も終わって、それから・・・

この先もコロナが続くようなら、
中小や個人企業は体力がないから
会社やお店がもたないかもしれない。。。

そんな会話を聞くようになりました。

普段からよく使う「会社の体力」って
コトバですが実は正確な定義はありません。

中小企業や個人経営だから
会社に体力がなくって、
大企業だから豊富に体力があるのでは
ありません。

それは体格や体型の問題です。
ちょっとややこしいですね。

コロナ全盛の今。

人の健康に加えて
会社の健康についても
意識が高まっています。

健康の話を会社に例えると
会社経営や財務の理解が深まるように
思うので少し整理しますね。

ポイントは貸借対照表を使うこと。
貸借対照表って会社の財政状態の一覧表です。

言い換えると会社の健康診断書なんです。
いくら儲かった?って日ごろよく目にする
損益計算書はここでは役に立ちません。

健康の話をするのに
成績表を見ても役に立ちませんね。
お手元に自社の貸借対照表を広げて
みてください。

1.会社の体格・・・資産総額
2.会社の体型・・・資産の流動性割合
3.会社の体力・・・これ!ちょっと複雑です

そんな感じです。
詳しく説明していきますね。

1.会社の体格

貸借対照表の左側で
たいてい一番下に記載してる金額。
資産の合計金額です。

この金額が大きいのか小さいのか。
いくらまでなら小さくて、
いくら以上なら大きいのか。

そんな基準はありません。
同時にそれ以上の情報でもありません。

A.現金だけで100,000千円ある会社
B.現金は10,000千円で棚卸が90,000千円の会社と
C.現金は10,000千円で棚卸は30,000千円で
他に固定資産が60,000千円ある会社

この3社の資産総額は
すべて100,000千円。同じ資産規模。
だから同じ体格ってことになります。

2.会社の体型

上のA.B.C.は同じ体格でも
体型はまったく別になります。
例えると・・・

A.マッチ棒体型
B.マッチョ体型
C.でっちり体型

そんなイメージです。

貸借対照表の一番上の記載が現預金で
棚卸は真ん中ほどで、
固定資産は下に記載されているから。

これは業種の影響を受けやすいですね。

2.会社の体力

ようやく今回のテーマになります。
最低でも120以上で
健康だといわれる会社は300超
と言われています。

体力=総資本経常利益率×自己資本比率

A.総資本経常利益率=経常利益/総資本
B.自己資本比率=純資産額/総資本

この計算式で求めた係数を使います。
仮にAが5%でBが20%なら100で
Aが10%でBが40%なら400という具合。

Aが高いと効率的な資本の運用が
できています。収益性を示しています。
Bの自己資本というのは返済しなくても
いいお金のことで安定性を示しています。

収益性が高くて安定していると
会社は潰れにくいでしょ。
だから体力なんです。

一度、計算してみてくださいね。
そして体力をつけていきましょうね~

会社の体力・抵抗力・免疫力について
考える②につづく

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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