大河ドラマ真田丸の勢いが止まらない。
第2話の放送が終わって
視聴率は21.1%
関西では21.8%を記録。
この数字は
週間視聴率(関西版では)第1位です!
ここ数年の大河ドラマの
低迷ぶりが嘘のような盛り上がり。
嬉しいですーーー
その『真田丸』について
話題になっているフレーズがあります。
「オマージュ」というコトバ。
文化芸術の分野でよくいう
尊敬する作品や作家の影響を受けて
似たような作品を作り出すこと。
今年のNHK大河ドラマ真田丸は
1985年放送の
NHKの大型時代劇真田太平記の
オマージュです。
はい。完全にオマージュ!
これって褒め言葉ですよね。
かなり称賛されています。
一部には批判もあるけれど概ねいい評価。
改めてオマージュについて
考えてみますね。
具体的には
似たような作品を作っても
パクリとオマージュはどう違うのか。
どうでしょうか。
ちょっと間違えると危険。
偽物、盗作、物まねなどなど。
その人の評価も下がってしまいます。
過去にも似たような評価を受けた
作品や作家はたくさんいますよ~
三谷幸喜さんの場合は
オマージュとして評価されています。
どう違うんだろう~~不思議です。
真田丸は2回とも観て興奮したし
30年前の真田太平記も大好きです。
何度も観たし、DVDも持ってるぐらい。
ちょっと意識を向けてみますね。
誰かの影響を受けない人は
誰にも影響なんて与えられない。
なにかの影響を受けるから
誰かに影響を与えることができる。
そんな風に感じます。
だから・・・
ボクはこの作品に影響を受けているって
あらかじめ尊敬を込めて作品を発表すること。
それでもオリジナル作品であること。
「あらかじめ」ってことが
とても大切かもしれないですね。
・ 隠さずに分かりやすく表現する
・ 前作品のファンも大切にする
・ 表現方法は承継してもシナリオはオリジナルにする
たしかに30年前の真田太平記とは
かなり似た点があります。
信繁(幸村)役だった草刈正雄さんや
そのいとこで角兵衛役の榎木孝明さんが登場していること。
二人とも60歳を過ぎてもカッコいい。
オープニング曲がヴァイオリン演奏で始まること。
武田家の崩壊から第1話が描かれること。
などなど。
それでいて物語の展開が
まったくのオリジナルなんです!
まず主人公が違っています。
兄・信幸ではなく弟・信繁が中心。
生き残りの物語ではなく
敗者の選択の物語に貫かれている。
粛々と進む展開というよりも
所々にクスッと笑えるコメディーな面白さ。
まったくのオリジナルなんて存在しないんです。
基本的には作り方は模倣でいいと思う。
そこに独自の視点を加えること。
独自のアイディアや表現方法で伝えること。
その点では
・・・三谷幸喜さん脚本は密室の表現がうまい。
『真田丸』というタイトルも
大阪城の出丸(砦)の名前です。
密室の相談ごとをのぞき見したり
兄弟で寝転びながら将棋したり
親子で囲炉裏を囲んでくじ引きしたり
興味が尽きません。
オマージュ=
尊敬する既存の作品 + 独自の表現方法
オマージュって
その人のルーツさえ伝わるから信用もされる。
反対に尊敬していてもこっそりと使っていたり、
そのままでオリジナルな視点がないとパクリ。
非難されるのはそのためです。
きっとそうです。
オマージュだけでなく
リスペクトする人は誰ですか。
いきなり独自の存在でなくてもいいんです。
+(プラス)すればいいんです。
そういえば
大河ドラマが始まる前に放送している
サザエさん。
サザエさんとといえば・・・
やっぱり縁側のあるレトロな自宅。大好きです。
我が家と同じだなぁと
思いながらまとめたブログでした(笑)