五大老五奉行は家康と三成らの合議制ではない。真田丸

2016.08.15

キャプチャ3三成の影響力が急降下して家康が増強するホントの理由とは?

大河ドラマ真田丸
秀吉死後の物語が始まりましたね。

第32回は応酬では
家康と三成の自分の陣営の大名を
増やそうと宴会を催します。

飲み会による接待です。

今も昔もかんがえることは
そんなに変わらないものですね~

さてさて秀吉の遺言によって
5人の年寄(おとな)と5人の奉行による
合議制での政(まつりごと)を進めることに。

亡き太閤・秀吉は
(株)豊臣の会長兼社長といった感じでした。

いきなり登場した大名(武将)も
多かったので合議に参加するメンバーを
確認しておきましょう。

まずは年寄の5名から。

1.副社長取締役・徳川家康
2.専務取締役・前田利家(その代理・前田利長)
3.常務取締役・毛利輝元
4.常務取締役・上杉景勝
5.常務取締役・宇喜多秀家

これぐらいの序列です。
そして奉行は

1.司法担当執行役員・浅野長政
2.公家寺家担当執行役員・前田玄以
3.財政担当執行役員・長束正家
4.行政担当執行役員・石田三成
5.土木担当執行役員・増田長盛

こんな感じでしょうか。
この10名による合議制です。

年寄というのは
取締役つまり役員ということです。

登記簿謄本に登記されている
会社の共同経営者です。

しっかりと発言権もあります。

それに比べて
奉行は執行役員。
実務上の責任者です。

役員と明記されていますが
正式な役員ではありません。

ちょっとややこしいなぁ。

登記されない。
経営者ではなく運営者です。

さらに合議というのは
取締役会のことです。

役員会の決定は10人の合意をもって
進めるとなっていました。

家康と三成の力の差は歴然です。

副社長と執行役員では格が違います。

言い換えると
・・・役員と平社員ほどに違いがあります。

座り方を見ても歴然でしたね。

役員会の席次では
家康がお誕生日席に座って。

家康を囲むように4人の役員が座っていました。
車座といった感じでしょうか。

少し間隔をあけて
5人の奉行が並列に座っていました。

さらにその後ろに
それぞれの秘書も同席していましたね。

家康の秘書・本多正信
景勝の秘書・直江兼続
三成の秘書・真田信繁



どう見ても
家康くんをトップに見立てた場です。

三成くんはその他大勢のひとりという感じ。

秀吉会長が存命中は
あれほど三成くんも発言権があったのに・・・

どうして急に
発言権が低下したのでしょうか。

・ 奉行として落ち度があったのか。
・ 誰からの反感を買ったのか。
・ 所領の石高の問題か。

関ヶ原の合戦での三成くんの
敗北を知っている未来の立場から考えれば
どれも正解ですよね。

実は三成くんの影響力の低下は必然でした!?
それは役割です。

三成くんは奉行としての実務能力以上に
秀吉会長への取次役だったんです。

取次役を介さないと
どんな有力な大名でも

秀吉会長とは会えなかったんです!

三成くんや片桐くんが家康くんを連れて
秀吉会長と会うシーンがたくさんありましたね。

あれです。

取次役というのは特権でもあったんです。

その特権の相手先が
秀吉会長から秀頼若社長へと変更されます。

同時に三成くんら奉行にあった特権が
新たに5人の年寄にも与えられることになります。

だから家康副社長が北政所さまや茶々さまと
誰も介さずに会うことできるようになったんです!

ココ重要!

今までのない絶対にないシーンでした。

特権だった取次役。

それが10人役員会メンバーに付与されたことが
三成くんの影響力の低下だったんです。

そうなると・・・

若い社長とその周辺に
直に会えるようになった家康くん。

その領土の広さも手伝って
影響力を増していきます。

そのあたりが丁寧に描かれている真田丸。
興味深く見直してみたいですね~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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