種子島は1挺75万円。それぐらいが買えない理由は?おんな城主直虎

2017.05.04

キャプチャ初めて種子島を目にする直虎(画像が公式サイトから)

大河ドラマおんな城主直虎
第17回は「消された種子島」

種子島というのは火縄銃のことです。

その由来をちょこっと書いておきますね。

1543年9月23日。九州・種子島。

ここに中国船が漂着。
乗っていたポルトガル人によって
火縄銃がもたらされることになります。

いわゆる鉄砲伝来です。
種子島の島主・種子島時堯(たながしまときただ)。

ポルトガル人の持っていた
鉄砲に目がとまったようです。

そこで買い入れたの2挺の鉄砲。
刀鍛冶の八板金兵衛(やいたきんべえ)に
複製を製造するように命じています。

戦国時代の日本ではあっという間に広まります。
当時は世界でも屈指の鉄砲保有国だたと記録に残るほど。

(治安のいい現代では考えられませんね)

そして直虎が目にしたのは
25年ほど経ってずいぶん量産されるようにっています。

そのお値段が1挺10貫というのです。

「財政難の井伊では容易に購入できない」と、直虎は言うのです。

いくらぐらいなんでしょうか。

井伊谷のお殿さまにとって
いくらぐらいを高いと感じたんでしょうか。

もちろん方久にも多額の借入があります。

そのあたりを考慮しながら計算してみましょう。

今回の直虎の目にした種子島は大量生産モデル。
伝来時と比べればぐ~んとお安くなっています。

1貫=1石=1,000合=150キログラム

この換算式を使いますね。

1石は1人が1年間に食べるお米の量です。

1食1合を食べるとして1日に3合ほど食べます。
現代ではお米10キログラムがおよそ5,000円とすると
1石は75,000円となります。

ということで

この火縄銃。
1挺の10貫という
お値段は750,000円。

安ーーーーーい!?

最新輸入兵器がたったの75万円です。
もちろん1挺では使い物になりません。

100挺をそろえると・・・
75,000,000円(75,000万円)

やっぱり高ーーーーーい!

そのほかに玉や玉薬も必要で
やっぱり高価なものですね。

当時の井伊家の収入は25,000石。

昨年の大河ドラマ「真田丸」の
真田家の収入がおよろ65,000石でした。

同じ国衆でも遠江国にある
井伊家は厳しい経営が予想できます。

ちなみに年商に当たる石高。
25,000石を換算しておくと

25,000石×75,000円=1,875,000,000円
年貢の割合を50%とすると実際の収入は半分で
つまり936,750,000円(約9億3,000万ほど)

さらに・・・

・ 約半分を家臣のお給料に支払って
・ 借入金の返済もして
・ 田畑の開墾や治水もして
・ 城下の整備をして
・ 館の修復や他の武器も買って

・ さらに化粧料という遺族年金も支払います

そうなると・・・やっぱりお金がない!

直虎の頭の中の計算はそんな感じ…

だから容易に購入できる代物ではなかったんですね。
買えななら作ってはどうか。

そう思う気持ちのうらにはそんな計算があったんですね~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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