真田丸の築城といっても建物ではなくエリアの拡張です。真田丸

2016.11.12

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3a真田丸と真田の赤備え隊

待ちに待った真田丸がその姿を現しました!
大河ドラマ真田丸第44回は「築城」

つまりこれまでの43回分は
すべてが前ふりです。

長めの序章といった感じです。

面白ーーーい!

その詳細や場所などが謎とされていた真田丸。
最近の研究でかなり明らかになりました。

とってもタイムリーですね~

築城というサブタイトルから想像すると・・・

大きな建物を建築した。
そう思うかもしれません。

実はそうではないんです。

今回はその辺りを解説する
ブログをお届けしますね。

真田丸というのは

大坂城の南側に作った出丸(要塞)です。
作ったのはもちろん主人公・真田信繁。

作ったというよりも

築城の指揮を執って
そのままその守備に就いたということかな。
全貌は写真にあるとおり。

大きな区分をすると・・・

・ 大きな要塞がお城
・ 小さな要塞が砦

つぎに

その中にある
本丸、二の丸、三の丸や
西の丸さらに真田丸という

○○丸というのは・・・
エリア(区域)を意味します。

 

お城は本丸と呼ばれる
中心エリアから作りはじめて

どんどん拡張されていきます。

それに伴って城下町の整備も進みます。

二のエリア、三のエリア。

それ以降のエリア名は
東西南北や場所名や人名だったりします。

豊臣秀吉の隠居城として有名は伏見城。

そこには治部少丸や大蔵丸や弾正丸といった
当時の奉行をつとめた武将の役職名のエリアも
配置されています。

つまり徳川方が攻めてくることに対して
豊臣方が真田丸の築城したということは・・・

大坂城の南側を
「真田エリア」と名付けたお城の拡張工事。

そうなります。

あった場所は現在の
天王寺界隈と想定されています。

深い堀と高い土塁で囲まれた区域。

そこに2階建ての櫓(やぐら)を配置して
その壁に小さな狭間を作って
そこから鉄砲を撃ち抱える仕組み。

これはいわゆる建物ではありません。
基礎、床、壁、天井のあるモノが建物だから。

だからエリアの拡張ね。

そのなかには
赤一色でそろえた鎧をまとった真田の軍勢。

攻め寄せてくる徳川勢相手に
しめき合っていたことでしょう。

激戦を想定して作られた
真田丸はより実戦向きの要塞。

軍地基地です。

実際には真田丸以外にも
大坂城にはいつくもの砦(軍事基地)を築いています。

ただそのすべてが大坂冬の陣において
徳川方の攻撃で敗北して占領されています。

20万とも30万ともいわれる大軍にして
大勝利をした真田丸での真田信繁の活躍。

どんなふうに描かれるのでしょうか。
日曜日が楽しみですね~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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