なぜ幸村はもてるのか?私は勝つためにここ(大坂城)へやって来た。真田丸

2016.12.17

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大河ドラマ真田丸。
12/18(日)は最終回を迎えます。

最高に面白い作品でした。

まだ終わっていないけど(笑)

どうしてそう思うんだろう?

今まで大河ドラマを観たことのなかった人も
真田丸からって人も多いよね~

その理由は
「観ていて物語の中に自分があった」から

テレビの前で緊張するほど。
拳(こぶし)に力も入ります。

一番のお気に入りはこの台詞。43話「軍議」から

『私は勝つためにここ(大坂城)にやって来た』って。

14年ぶりに再会した
秀頼の側室・茶々に蔵の中で伝えるシーン。

キザな台詞ですよね~~~

自信満々でそう言う幸村。
自信がないとそんなふうには言えません。

ほとんどの武将が行く当てもなく
死に場所を探してやって来たのに対して
どうして勝つ自信があったんだろう………

強がりなのか。バカなのか。
それとも、口からのでまかせなのか。

答えの出ないままに
真田丸は49話まで進みました。

ボクの答えは

きっと本気でそう思ったんだろうと思います。
自信満々に勝つための策を練っていたから。

攻めてくる徳川方に対して
必勝の策も味方の反対で採用されない。

真田丸での活躍で
味方に勢いがついたと思ったら
勝手に大坂城の堀を埋められて和議。

それでも勝つ気には変わらない。

又兵衛や信親が討ち死にして
裸城で野戦に賭けるも総崩れ
敗色濃厚となった決戦前夜。

勝ち目はありません。
そこまで敵が迫っています。
死ぬかもしれない・・・

それでも逃げなかったから。

緊張するシーンの連続です。

そして途中には
ホッとする笑いもあります。

きりちゃんに告白する佐助は
あっという間にふられたり

そのきりちゃんと話しながら
幸村とのキスシーンもあったり

兄・信之とおつうとの密会が
稲やおこうにばれたりもします。

観ていて
緊張しながらもホッとします。

ボク達は
相反することで
バランスをとるんですね。

だから400年も前の物語に
自分を重ねるんだと思う。

そしてあの台詞です。

『私は勝つためにここ(大坂城)にやって来た』って。

緊張感のなかで
キザの台詞を言う。

ココ重要です!

そんな日常って素敵だと思うんです。

『私はあなたに会うために生まれてきた』
『私はあなたに着てもらうためにある』
『私こそあなたにふさわしい』

日々の仕事でも緊張感があるだけで
伝わり方が違ってきます。

真剣です。

お互いが相手に興味をもって
緊張感を持っている両者は惹かれあう。

その対手が

茶々だったり
きりだったり
梅だったり
春だったり

・・・ねぇ

幸村がもてるはずでしょ(笑)

この緊張感は不安じゃないから
打ち消す必要のないもの。

心地いいんですから。

同時に観てるボクたちも
心地いいのはなぜでしょうか。

それはこの緊張感が伝わっているから。

自分の気持ちを相手に伝えること。
さらっとそれをやってのける。
冗談はいりません。

自信がなくて迷っていては選ばれない。

経験や実績がないから不安にならなくてもいい。
根拠のない不安なんて無視しましょう。

『はったりは真田家の家風』

そんな台詞を思い出しながら
根拠のない自信をもって
キザな台詞を言いきってみる。

そんなことを想いながら明日は最終回。

じっくりと堪能したいと思います。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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