妙円寺詣りって子どもたちの超ハードなマラソン大会。西郷どん

2018.01.21

y左・妙円寺詣りのシーン右・島津義弘

まずまずの視聴率でスタートした大河ドラマ『西郷どん』

第1話の妙円寺詣りのシーン。

関ヶ原の戦いで敵中突破した
島津義弘の武勇をたたえ、
男たちが甲冑武者姿で参拝する行事。

物語でもそんな紹介がされています。

郷中どうしの激しい競争します。
郷中って町内会ってこと。

1番乗りの郷中にはお餅がもらえます。
小吉のいる下加治屋町郷中。

上級藩士の尾田のいる平野郷中に加えて
ほかの郷中も大乱闘を繰り広げます。
勝つことにルール無用の本気です!

子どもたちによる超ハードなマラソン大会です。

物語では5~6分のシーンですが
準備から完走まで3か月以上かかる大イベント。

片道20キロの道のりを
重さ20キロ以上の鎧兜をつけて
真夏に鹿児島の山中を
14、5歳の男子が数人の郷中ごとに走るんです。

想像しただけでもハードでしょ。

現代のマラソンと違って
沿道にはお水や食べ物のサービスもない。
伴走者もいなければ中継車もありません。。。

そんななかで誰か1人が
1番でゴールした郷中の勝ち。

ねぇハードでしょ。
これが子ども向けのイベントですよ。

戦国時代。最後の合戦。

そう言われる関ヶ原の戦いから
250年もたっているのに幕末の薩摩の国には
どれだけ戦国気質が残っていたかた分かるでしょ。

実はこれには深~い理由があるんです。
今回のブログではそのあたりを解説しますね。

この島津義弘とは
戦国時代に猛将として名をはせた
薩摩のお殿さまです。

1600年9月15日。
天下分け目の関ヶ原の戦い。
美濃の国・関ヶ原で東西両軍が激突。

徳川家康が率いる東軍に対して
敗色濃厚となった西軍に属していたのが島津義弘です。

正面に敵が70,000人の軍勢で迫ってきます。
味方はわずかに1,500人。

数の上ではどうにもなりません。
味方の武将が次々に退却したり自害していきます。

どうする島津・・・

決断が迫られます。

諦めて投降して捕まるか
潔く自害するか
急いで後退するか

どうする島津・・・

多勢に無勢。選択肢は限られています。
敵中に孤立を深めます。
正面には徳川方の猛将・井伊直政が迫っています。

「これまでか。。。」と、誰もが諦めたその時。

総大将・島津義弘は全軍で前進します。

???
!!!
***

70,000人で包囲された戦場を
わずか1,500人の島津勢が突撃したんです。

日本史上有名な「島津の退き口(のきぐち)」と呼ばれる
敵中突破作戦。戦場からの大脱走の始まりです。

70,000:1,500≒46:1

島津勢ひとりで
敵方を46人を相手にしても
まだ1,000人も残っている勘定です。

 

常識的にはどう考えても無謀。
勝ち目なんてあるはずがない。
しかしそこは戦国最強を誇る島津勢。

突撃します。

不意を突かれたのは徳川方の井伊直政の軍勢です。
この時の鉄砲傷のせいで直政は亡くなっているほど。

見事に戦場から大脱走に成功!

敵も必死で追ってきます。
対する島津勢は反転して数人が留まって敵を食い止めます。
全滅すると次の数人がその場にとどまって敵を食い止める作戦。

これを繰り返します。
お殿さまと味方が逃げる時間を稼ぎます。

そのまま南下して伊勢の国へ。
山中を駆け抜けて摂津の国に到達。
素早く船に乗り換えて薩摩へ帰還します。

妙円寺は島津義弘の菩提寺。
その武勇にあやかっての妙円寺詣りなんです。

薩摩隼人のルーツのようなお話し。

さぁ今週も『西郷どん』が楽しみですね~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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