岡山城セミナーで訪れる備前57万石はいくらの収入なのか?

2018.08.10

岡山城水堀に映る岡山城が美しい

岡山城セミナーH30.9.22開催!

せっかくなので少し岡山城と
その時代の予習をしておきますね。

1600年。関ケ原の戦いのころ。
岡山城主・宇喜多秀家の石高は
備前美作57万石。

天下人・豊臣秀吉の石高は200万石。

この数が大きいのか小さいのか。
そもそもなにを表しているのか。

日本史になじみのない方には
分かりにくいかもしれませんね。

夏休みなので自由研究みたいに
まとめますね。知っておくと
大河ドラマを観るのにも
ずいぶん役立ちますから。。。

江戸時代までは地方分権で全国に
領国(藩)という地方自治体がありました。

その財政はお金ではなくお米でした。
領主(藩主)←お米←村ごと。

つまり領国あたりのお米の撮れる量。
その単位が石高です。

当時のトップ7を発表しましょう。

1.徳川家康255万石
2.上杉景勝120万石
2.毛利輝元120万石
4.前田利家83万石
5.伊達政宗58万石
6.宇喜多秀家57万石
7.島津義久55万石

岡山城の宇喜多秀家の収入は第7位。
なかなかに財政の大きな藩ですね~

戦国時代も江戸時代も同じですが
大名と呼ばれる城持ち領主の収入は
この石高で表現されます。

繰り返しますが
石高はお米の収穫高です。

宇喜多秀家の石高は57万石。

なんとなく宇喜多も大きそうですが
お米の収穫高ではわかりにくいので
金額に換算してみましょう。

戦国時代はお米と通貨単位との
兌換(だかん)はだいたいこうなります。

1石=1貫 ← 人ひとりが食べる量/年
100疋 =1貫=1,000文

 

当時は銀が通貨の中心でした。
現代も戦国時代も物価は変動するので
およそで考えます。

白米1合は約150グラムなので
1石=150キロです。

お米屋さんで買うお米の値段は
10キロ当たり5,000円だとすると
1石=75,000円ぐらいでしょうか。

これを基本に計算すると

75,000×57万石=
427億5000万円です。
宇喜多家の収益は約427億円ほど。

平成26年度の県内総生産は
7兆円ほどですからかなり少ない
気がしますね。

それでも年商427億円!
そう思えばかなりの規模ですね。

天下分け目の関ケ原の戦い。
後世にそう呼べれる大事件に
どう向き合ったのでしょうか。

ワクワクしますね。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
Yamamoto Yasuzou Accounting Firm
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