戦国は1ステップ。幕末は4ステップ。正しくてもつまらない理由。

2015.03.27

キャプチャ

とにかく会議が多い会社は幕末型の会社

大河ドラマ 『花燃ゆ』について同じような質問を受けます。

どんな質問かというと・・・

「どうして戦国時代の物語に比べる
幕末の物語は面白くないのか?」

たしかに視聴率は低いし、
別に主人公は文(ふみ)でなくてもいい気がする。
馴染みがない登場人物もたくさんいる。

そのうえでボクの答えは・・・

物語の展開がスローだから。
激動の時代というのにまわりの人に合意を求めすぎるから。

そのあたりを詳しく解説しますね。

戦国時代のヒーローが一人で意思決定したことを
幕末のヒーローたちは4人で分担しています。

例えば戦乱の時代に鉄砲が伝来しています。

火縄銃と呼ばれる最新兵器。
火薬を使ったその鉄砲は効果抜群です。
ただ雨の日に役に立ちません。おまけに値段が高い。

さあ、そうする。

その時にみんなで会議をしてもまとまりません。
それそれの立場で発言するだけで決定できない。

だから戦国時代のお殿さまの直感で決定していました。

直感です!?

根拠なんてありません。
導入するかしないのか。即断即決です。
方針を決めて実際の方法は部下に任せるって感じ。

時代が進んで江戸時代も幕末。
封建社会が整った時代。
生まれつき家ごとに職業と収入が決まっています。

お殿さまの役割も戦国時代と比べると変化しています。
通常は自分以外の重役が決めた内容について
「そうせい」という程度。会議には参加しません。

「家」が一番偉く、「個人」を超越しています。
「家」や「藩」という今でいう会社が
永続することを最優先するようになります。

より正しい判断をするために
議論を重ね合意回数が増えした。

だから見ていても展開がスローなんです。
みんなで集まって会議したら議論するシーンが多いのはそのせいです。

例えばペリー来航によって話題になったテーマでは

1.旧体制は破壊する必要があると理論を展開する

2.その理論を実行に移す

3.実力を蓄えて結果を出す

4.その後、新しい体制を作り始める

たくさんの人が登場して
みんなに同意を得てから少しづつ進んでいきます。
多数派工作で主導権を握ろうとします。

各人がどこかを担う分担作業です。
『花燃ゆ』の登場人物を当てはめてみますね。

1.佐久間象山
2.吉田松陰
3.久坂玄随、高杉晋作
4.木戸孝允、伊藤博文

そんな感じでしょうか。
そこに長州藩では椋梨や周布といった家老たちが
かかわっていきます。

ということは・・・

多くの人が賛成したことは正しいとされる多数決。
これは正しいように見えて面白みに欠けるということです。

現代の会議も同じだと思うんです。

多くの社員の意見を一致させて作る行動計画書や理念。
時間をかけて論理的に進めたことは面白みに欠けるんです。
さらに経験者や年長者の合意を得るには時間がかかりすぎます。
当然、スピードが落ちます。

何かを始めようとするときは
決まって何もしない人が邪魔をするものです。

どっちが正しいかではなくどっちが面白いのか。
変化の多い時代に行動する基準はそれ以外にはありませんね。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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