仕事が早いってタイミングがいいってこと。その1。

2022.06.11

以前、雑誌に表紙を飾った、そのお店

仕事が早い!?

「グシテスタイル」と呼ばれる、
ワンオペで提供される8席ほどの
カンターと1テーブルの空間。

オーナーの西尾さんは1人で
調理し提供してワインもサーブする。

事務所のご近所にあって
もう数年通っている、大好きなお店。
もちろん大人気。

こちらでナチュラルワインを初めて
いただいてからずっと気づきと奥深さを
感じさせてくれる。

今回はそのスピードについて。

これまでは手際の良さと十分な下拵えだと
思っていたけど、違うんじゃないかと
仮説をたてて伺ってみた。

そしたらやっぱり違った。
時短じゃない・・・詳しく説明しますね。

昨夜もボクは夫婦でお店に伺ったんです。
もう一組、テーブル席に座るお客さん。
ほどなくして満席になる店内。

もしスピードが時短(速さ)なら
一人でなくもう一人ぐらい人数を増やせば
対応がスピーディーです。

でもそうしないのはオーナーが
お客さんとの場を大切にしたいから。
気の合った好きな人ならなおさらそう。
本人に聞いてないけどそう感じから。

でね。そうなるとど課題になるのが
調理して盛り付けて料理を提供して、
ワインのチョイスとサーブ。
食べ終わったお皿も下げなきゃいけない。
ちなみに毎回10皿ぐらいいただきます。

この工程をでどうやって
一人で対応するのかってこと。
実際に何度も通って想ったんです。

やっぱりどうしても遅くなる。。。

夕食時、お腹をすかせてやってくる
お客さんを満足させる術が見つからない。
ムリがあるはず。。。

このあたりがグルグル回ってしまう。

でも実際に誰も遅いって顔をしていない!
ボクも遅いと感じたことはありません。
あれ、不思議だぁ~その時、想ったんです。

早い遅いってスピードじゃない。
お客さんとのタイミングがいいんだ!

タイミングが合えばいい。
反対にタイミングが合わないと
早くてもクレームになる。

そうですよね。

まだ食べてるのにお皿をひかれたり
次の料理を出されても居心地が悪くなります。
だからタイミングなんです。

どれだけ手際の良くても
どれだけ十分な下拵えをして
ももちろん美味しくても
それは料理人としてもテクニックの問題。

それだけでは繁盛店にはならない。

むしろ遅いってクレームにもなるかも。
それは自分だけではどうにもなりません。
相手があってはじめて成立すること。

仕事時間はスピードじゃない。
むしろタイミングなんだ。

そんなことを想った食事でした。
ご馳走さまでした。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
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