お茶でも飲みながら、それから・・・
前回のブログでは会社の体力について
体格・体型と比較しながら説明しました。
健康の話を会社に例えると
会社経営や財務の理解が深まるように
思うのでもう少しつづけますね。
雑誌の特集などでも
「抵抗力と免疫力」について
よく見るようになりました。
今までも聞いたことはあっても
その違いまではよく分からないものです。
抵抗力って
あらかじめ備わってる
病気に耐える体の強さ
免疫力って
経験から作られた
病気にならない力
そんなところかな~
会社の財務的な要素で
考えたいと思うんです。
そうなると
抵抗力は・・・「資本金」といえます。
もともと会社を作ったときにある
資本力こそが抵抗力です。
病気や危機的な状況に対する
頑丈な耐える力です。
現在の会社法ではいくらか言えば
資本金は1円以上です。
抵抗力1円って、やれやれ。。。
もう少し具体的には
全国の個人経営(資本金なし)は19%
1,000万円未満の法人が29%
5,000万円未満の法人が44%
つまり92%ぐらいが抵抗力が「弱」
そりゃコロナで営業自粛となれば
たちまち経営に問題が生じます。
おまけに日ごろから
赤字経営だとすれば・・・
まぁ経営者も弱い抵抗力
(自己資本)だけで成り立つとは
思っていないわけです。
創業時だけでなく普段から
あてにするものがあります。
分かりますよね
・・・借入金(借金)です。
会社経営にとって借入金は
体(財務)を維持するための
「輸血」に当たります。
一方で
自己資本→自己資金→現金
そう考えると現金は
体の「血液」と言えます。
慢性的な血液不足の状態。
実際、95%以上の会社が
輸血に頼っていて、
無借金経営の会社は
たった5%ほどしか存在しません
それは
体格の拡大(設備資金)のためや
マッチョ体型やでっちり体型による
血液不足(運転資金)のためだし、
そもそもの体力不足による
血液不足でもあります。
輸血に頼りながらも
血液が少ないというなら
自分の体内で血液を作ればいい!
そういう発想になりますよね。
そのあたりはまた次回。
会社の体力・抵抗力・免疫力について
考える③につづく