その場がそれぞれの待庵であってほしい

2020.05.05

国宝の茶室・待庵(画像はウェブより)

「この茶室の名は何という」
「待つ庵と書いて、たいあんと…」
「何を待つ」
「新しき世でございます」

『茶聖』伊東潤より

待庵。
現存する唯一の千利休の茶室です。
広さはわずか二畳敷き。

戦国時代末期の侘茶を大成した千利休。
従来からの茶(茶室)を一変させます。

まずは躙口(にじりぐち)。
高さ69センチ幅63センチほどの
部屋の出入口はとにかく狭い。

その手前の刀掛けで刀を外します。
誰であっても帯刀しない。
させない造り。

杮葺きで切妻造りの茶室は
とにかく侘びています。

同時に寂びた茶室で古びた茶道具を使って
茶事を行うことだけが、
侘ではないとしています。

このあたりが難しい(深い)!

今。

決して広くもない自宅や
そのうちになる一室に籠って過ごす
時間が長くなっています。

イライラしたり不安が募る。
運動不足にもなるわけで。。。

それでも今こそ、
「待つ」ことだと思います。

ゴールデンウィークはいい機会。
何かを始めるより何かを待ってみる。

他力と言われるかもしれない。
行動しないと変化は起きない、
それも承知しています。

ボクが考える
「待つ」ことは「再考」です。

今できることをとにかく行動する。
これはコロナ前の常識かもしれない。

普段ではできない時間を
ふんだんに使って待つことは
今までのあり方を振り返って
組み立てなおすことにつながります。

意図して自分の中に流れる
時間を伸ばすこと

待つことって苦手だし
待たされてうれしい人はいない。
ボクもそうです。

今までと逆を試してみる。
仮説を立てることから始めましょう。

もっとたくさん
もっと早く
もっと先に

時間主義は「速さ」という係数認識が
待てない、許せない風土になった

・・・そんな気がします。

給付を求める考え方もそう。
まわりや相手から「奪う」発想です。
この発想では難しい。そこで

今より近寄って
今よりゆったりと
今より一緒に

時間主義は「共有」という感覚認識が
待ち合わせする、許しあう関係性を育む

・・・そのあたりを強く認識していたい。

喜びの中から感情が動き
必要な人へ価値を届ける
「分かち合う」行動でありたい。

ボクの会計・税務はそうでありたい。

自宅やその一室で過ごすことを
それぞれの待庵にするためにも

この時間を助走期間と捉えて
丁寧に待ってみたい。

そんなことを考えるGWです。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
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