ビジネスの環境は変化している。大河ドラマだって録画して見ている。

2014.12.05

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テレビとビデオの関係は補完する関係に変わった

 

今年の大河ドラマ『軍師官兵衛』

ボク的にはとても楽しい物語でした。

姫路や九州を含む関西圏では20%を超える回もありましたが

その視聴率が大きく伸びることはありませんでした。

おおむね15%前後での推移でしたね。それが残念。。。

・・・あっ!まだ終わってませんね~あと2回あるから。

それも次回は戦国時代における最大の合戦、関ヶ原合戦が描かれます。

さらに大河ドラマ史上はじめて九州版関ヶ原合戦がメインコンテンツになるはずです。

うぁ~楽しみです。

そうは言いながらもリアルタイムで大河ドラマを見る機会が減った気がします。

日曜日の8時にテレビの前にいるとは限らないし録画して一気に見るほうが物語は分かりやすい。

これはなにもこれは大河ドラマに限ったことじゃありません。

いろんな番組で録画して見たいときに見ることが多いように感じます。

去年の『八重の桜』も一昨年の『平清盛』についても同じ。

録画してみるほうが多い。通してみることで画面構成の変化などにも気づきます。

記憶を遡って思い出すと、 ボクが子供のころはテレビの録画時間は最大で6時間。

VHSでした。

昔のように録画忘れや、録画失敗もありませんよね。

少し気になったのでHDDの進歩についてデータをまとめました。

そうすると・・・

 

HDDでの録画時間が216.7倍。 この10年間で録画容量は66.7倍です。

 

具体的には・・・ 関西地方では4ch、6ch、8ch、10ch

そして総合テレビと教育テレビを同時に連続で2週間録画することができます。

こりゃスゴイ!

どんなにいい番組を作っても、どんどん録画されるはずです。

連続ドラマなどはリアルタイムより録画で見ることがいいし。

ほら、毎週のように視聴率の上位にある番組の代表例と言えばアニメ「サザエさん」。

個人的な意見ですが、これって録画してまでは見ない。内容がいいだけでは視聴率は上がらないということです。

明らかに時代が変わった。そんな身近な事例のひとつです。

視聴率の低迷についてはHDDの録画容量が大きくなったことが大きいようです。

テレビ自身もますます薄く美しく進化してきました。

それなのに今も昔も番組の評価する指標は視聴率だけ。

分計といって 毎分ごとの視聴率の速報の積み重ねでその番組の評価が決まるわけ。

ある意味、仕方がありませんがその基準を基準だと思わなくなったときに、視聴率はますますその価値を失っていきます。

ボク思うんです。

きっとそこも変化する日が来ます。

全ての判断を数字だけですれば行き詰りますから。

 

ある統計では NHKの番組を録画してみた人の割合は5年で2倍です。

 

急激に上昇しています。

HNKのドキュメンタリー番組も連続ドラマのように録画してみたいものですよね。

録画すれば何度も見ることができますから。

その昔、テレビとビデオの関係は 補完し合う関係でパートナーシップのようにリビングルームを彩る主役でした。

リアルタイムで見れないときにビデオが番組予約をすることは画期的でした。

現在ではビデオで番組を録画した数字は視聴率には一切、反映されません。

時代が変わった。明らかに変わったんです。

過去の再現を続けても成果は望めません。

思い切って反化に対応していきましょう。

その変化を面白がることが未来でも選ばれる理由になりますから。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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