ボクの暮らす神戸市灘区。
ここにも地元で人気のお餅屋さんがあります。
「ナダシン」、ボクも大好き。
なになに今回のブログは地元のお餅ネタ?って思いましたか。
大丈夫ですよ。
ちゃんと大河ドラマのお話をしますから。
でもその前にもう少し続けますね・・・
定番のおはぎ、大福。お赤飯。
草餅も捨てがたい。
今の季節ではイチゴ大福や桜餅のセットも。
夏には素朴なわらびもちがうれしい。
そして、なんと!
今日はあべかわ餅を6個、ペロリでした!?
ダイエットしていることを忘れる美味しさ。
ナダシンのお餅はここで暮らしていることを実感する味。
引越して以来、通い続けるお店で大阪にはない素朴な感じ。
華美な装飾のないお餅が何気ない日常の幸せに重なります。
初めて食べたのは妻の実家へ行った時でした。
美味しそうにほおばる岳父。
甘党のボクとしてはこの時に意気投合したことを思えています。
あの時もあべかわ餅でした。
ホッとします。
神戸っていいなぁ~そう思う瞬間でもあります。
「お菓子は今も昔も体験を届けている」
そんなことを思い出した大河ドラマ『花燃ゆ』
第2話のラッキーアイテムは節句餅。そんな展開でしたね。
江戸では寅次郎が兵学者・佐久間象山への入門が認められます。
念願だった東北視察について伊之助に打ち明けていたシーン。
買って来た大福餅を
二人で一緒にほおばっています。
「久しぶりに家の味を思い出した。
雛の節句の時に食べるよもぎの」って寅次郎。
寅次郎や文のいる杉家では、
雛の節句にはよもぎの節句餅がつきもの。
同郷なのに伊之助には、育った小田村家の節句餅が何かを思い出せません。
そう言いながらも伊之助も子供のころを思い出します。
悲しい記憶がよみがえります。自害した父です。
さらに萩へ戻った伊之助を待っているはずの義母・志乃が亡くなっていました。
体調を崩しているという志乃からの手紙を受取ってはいたのに、
また伊之助を江戸から戻すための嘘の手紙だと思っていました。
一人で沈んでいると伊之助と文が再会します。
「はい。どうぞ。」って、文は節句餅を差し出します。
二人でその節句餅を食べながら亡くなった義母・志乃を思い出します。
「これでまた独りになった。
帰りを待つ人はもうおらん・・・」と。
ここから急展開が。。。
婚礼の破談した姉・寿を伊之助の嫁にしてほしいと懇願します。
寅次郎からの手紙にも
学問好きの伊之助と寿は似合いの夫婦になるとあります。
物語の内容以上にいつも思うことがあります。
お菓子には力があります。
今も昔も体験を届けています。
時代が変っても故郷が違っても年齢の差も問いません。
洋菓子、和菓子とジャンルが違っても同じ。
お菓子は人を笑顔にします。
お菓子は人を喜ばします。
お菓子があるだけで思い出をふり返り将来への励みを誓います。
「おめでとう~」って、
家族や大切な人を祝福する
時間や場所を過ごしたくてケーキを買うのも
そのためですよね。
モノが欲しいわけじゃない。
江戸時代からそうだったんです。
まわりの役に立って喜ばれる。
幸せをつくりだして利益を稼ぐ。
仕事ってそうありたい。
自分の進む方向はこっち。
そう思い出させもらえる大河ドラマですね。