貸しはがしによる倒産でお家が取り潰しに!おんな城主直虎。

2017.08.07

キャプチャ
お家が取り潰しになった直虎(画像はウェブページから)

大河ドラマおんな城主直虎。
31話は「虎松の首」

緊迫した展開が続きます。

今川氏真の命令に従い
直虎は徳政令を受け入れることを決める。

これは井伊谷あたりが今川家の直轄地になり
井伊家が取り潰しになることを意味します。

・・・ってお話し。

うっ~~ちょっと難しいでしょ。

分かったような分からないような。。。

直虎が悔しそうで
とても困っていることは伝わります。

これまでのいきさつを
分かりやすく整理しておきますね。

井伊谷エリアにある瀬戸村などの住人は
㈱方久金融から高利でお金を借りていました。

たび重なる合戦で人手不足になったり
天災の影響で収穫が減って
会社(国)にへの納税資金に困ったためです。

同時に㈱井伊も
㈱方久金融から多額の借金がありました。

親会社㈱今川からの要請で
合戦に出かけたり
本社ビルの補修費用のために資金不足だったんです。

借金頼みの経営でした。
借りたお金は返さないといけない。

これは社長も住人も同じ。

はい。時代が変わって同じです。

苦しい状況では
住人たちが夜逃げするほど。

自宅や職場の田畑を捨てて
どんどん逃げ出してしまったんです。

残った一部の住人が
徳政令(←借金の棒引き)を
要求したのもそのせいです。

このままでは地域(経営エリア)が荒れて
直虎社長は親会社から経営能力がないとみなされます。

借金返済に苦しんだ㈱井伊の直虎社長は
困ったあげく・・・

一定期間の返済を求めないことに
同意することを条件に

借金のかたに㈱井伊から
瀬戸エリアの営業権を譲ります。

その一方で㈱方久金融を㈱井伊の子会社にします。

だから㈱今川からすると
㈱方久金融は孫会社ってこと。

これがここまでのいきさつです。

・・・しばらく経って・・・

その方久金融㈱が
親会社である㈱井伊との約束を反故にします。

一方的に㈱井伊に返済を迫る旨を
㈱今川グループの本部に訴えたということ。

そんな筋書き。
これが今回のお話の内容ね。

本部の㈱今川が
井伊谷エリアを直営にするためのシナリオです。

資金難で一括返済できない直虎社長。
㈱井伊は倒産します。

合戦で負けて社長の首を取られたり
スタッフのストライキ(一揆)が起こったり
本社ビル(お城)を乗っ取られたわけでもありません。

ただお金がなくなったんです。

「返せないなら抵当に入れていた担保を没収します!」

そう宣言されます。

お金を借りた契約に従って
㈱方久金融という

銀行は貸しはがしを行ったんです。

その結果、㈱井伊という会社が倒産したってこと。

これが今回の取り潰しです。

現代ではよくあるケースですが
戦国時代ではとってもレアケースなんです!

聞いたことがありません。

どれだけ借金をしていても
親会社は子会社を守るからです。

銀行に対して
新しい営業権を与えたり
独占権を認めたりします。

分かりにくいのは当時は
「銀行 = 商人」 なんです。

㈱今川も㈱武田も㈱北条も

㈱井伊はもちろん
どの会社も直接的に営業活動はしていません。

「会社 = 大地主」 です。

土地を貸し出すことで得られる
地代収入が
会社の主な収入でした。

ココポイント!

だから・・・この時代の取り潰しは
ほとんどが地域ごとの営業権のはく奪なんです。

経営に難ありとみなして
親会社は子会社の持っている営業権を取り消します。

そうすることでグループに対する
本部機能の強化を図っていたんです。

物語の始まった当初の
㈱今川と㈱井伊の関係がそれです。

空いた地域の対処方法は2つ

1.本部の直営店になる
2.別の加盟店の担当エリアになる

今回のお話では

1.に該当したのが井伊谷エリア
2.に該当したのが気賀エリア

ってこと。

但馬とよばれる小野政次が
伊井谷に本部から派遣された役員で。

㈱方久金融が
気賀を担当する子会社の社長に昇格です。

さてさて
潰れてしまった㈱井伊。

直虎社長は今後の再起を計ります。

会社の再建計画は・・・

面白くなってきましたね~~

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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