諦めずには西郷どんを観るために帝を理解しよう。

2018.07.30

キャプチャこのあたりから視聴率が落ちる幕末もの

大河ドラマ『西郷どん』の
視聴率が落ちてきました。

展開が複雑で難しいからね~

・8月18日の政変
・禁門の変
・長州征伐

・・・と進み

・薩長同盟
・第二次長州征伐
・大政奉還
・戊辰戦争

へと進みます。その過激で攘夷思想の
長州藩がヒールからヒーローに変身する
んです!同時に薩摩藩の西郷吉之助は
革命家への道を突き進みます。

さらにヒーさまが
ヒールに追い込まれていきます。

将軍・家持の将軍後見職に就任し
その急死に伴って自らが征夷大将軍に
就きます。

はからずもラストエンペラーとなって
江戸幕府を閉じるとこになるんです。

これが今後の「西郷どん」の
時代構造です。

吉之助の活躍ぶりはシナリオに任せて
物語の理解を深めるために押さえて
おきたいポイントをお届けしますね。

それは帝の存在。

江戸時代以前まで
日本の王は帝ただ一人です。

政(まつりごと)をすると同時に
五穀豊穣の祈りを取り仕切ります。

その昔、戦国時代も日本では争いごとは
あっても帝を頂点とする朝廷はありました。

これは中国のように
戦争=王朝の交代とする覇権の
繰り返しとはまったく異質の文化。

なにがあってもどこまでいっても
日本の頂点は帝。
侵すことのできない尊い存在です。

それは帝が神だからです。
天照大神から始まった万世一系だと
信じられているから。

実際、帝が政に対して
自ら権限を振るうのではなく
その権限を代行させることができる
仕組みになっていたんです。
それ以上に神祗を重要視していました。
これは現代でも同じです。

だって神(の使い)という認識だから。

五穀豊穣を祈る。今ある恵みに
感謝する。祭りの主催者です。

整理しますね。

1.権威=威光を持つ帝
2.実権=将軍を中心とした幕府

つまり将軍はというと・・・

帝に任命された臣下の最高位。
武士として幕府の主催して、
全国の大名を支配します。

とはいえ、ただの人です。

神が人に政治を委任する
そんな状況がずっと続いていたんです。
600年ほど。

長州征伐っていうのは
帝の命令で長州藩を攻めること。
どこまでも朝廷からの委任を
受けた幕府の軍事行動です。

その形式が改められようとする
動きが水面下で起こっています。

勝海舟や坂本龍馬でしたね。
幕府や藩に分かれているのではなく
日本がひとつにある。

そのためにはこれまでのように
帝が政を将軍に委任するのではなく
幕府を廃して自ら権限を
行使する王政復古です。

その方が国がまとまるからって。。。

たしかに筋は通りますが
600年前に戻すという感覚ではなく
まったく新しい考え方に感じたはずです。

幕末の思想は難しいですね。
まずは帝とその周辺を中心に整理すると
理解が進みます。。。

「西郷どん」

諦めずに最後まで観てくださいね。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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