「山本さん、本業は税理士さんですよね~」
「いろんなことをされていますよね~」
「頭の中は混乱しないですか~」
そんな質問を受けます。
たしかに数年前と比べると仕事の幅は広がりました。
税理士として税務会計の顧問。会社の監査役。
それ以外に。具体的には・・・
経営者を対象としたビジネスセミナーのサポート講師。
アイディアを出し合って企業の価値を高めていきます。
経営・マーケティング・イメージングのセミナー講師、講演。
コンサルタント、販促物の作成、添削など。
けっこう幅広い。
税理士として仕事を始めた頃は
決算書や申告書を書くことが仕事だと思っていました。
そうですよね。そのために資格を取得したのだから。
ほかの資格でも同じような感覚ですよね。
ただ、実はそれが資格に縛られる現実を作っている。
・ 弁護士さんは訴訟の代理
・ 司法書士さんは登記の代行
・ 労務士さんは社保書類の作成や助成金の申請の代行
・ 美容師さんは髪の毛を切ること
・ 整体師さんは体の施術
・ 教師は授業をすること
などなど
そこだけにこだわるとモノ売りになってしまいまします。
免許・資格商売 = モノ売り
たんなるモノ売りでは安売りは避けらません。
資格は仕事をするきっかけに過ぎません。
それなのに資格だけで仕事をしていては
コモディティー化が進んだ現代では
お客さまから選ばれる理由がなくなってきています。
他とどう違うのか?
どんないいコトがあるのか。
どんな体験を提供できるのか。
そのあたりへ意識を向けていきます。
一緒に利益を探す=体験・コト売り
お客さまからの見方を意識すれば仕事の幅は広くなります。
→ 資格にこだわらない。
→ こだわらすに活かしていく。
業種業界の常識に縛られずに取り組んでいきましょう。
自分たちが提供するモノが
誰とどんな場面でどんなふうに使われるのか。
意識を向けてみましょう。
・・・これがボクたちに依頼されるホントの理由なんです。
たんに依頼するわけじゃない。
お客さまは困っています。
お客さまはそのあたりを自分(自社)で対処しています。
どうしてかといえば、
いわゆる専門家には対応してもらえるとは思ってもいないから。
その困りごとは
ボクたちが提供するモノの前後にあります。つまり、
1.前に何かがあって依頼される。
2.後に何かがあるから依頼される。
このどちらかです。
先に何があったのか。後に何があるのか。
ほら失恋したからカットするって「前」ですよね。
週末、大事な面接があるから美容室を予約するって「後」でしょ。
税理士も同じでした。
税務調査で負けた、赤字が続いたって「前」に課題がある。
事業承継や売上を上げる販促企画の構築は「後」かもしれません。
どのシーンでも
ボクたちの作成する決算書は登場しています。
そこを理解して接してみます。
そうすれば自分たちにどんなことができるのかって。
そのあたりを興味をもって接してみましょう。
関心を持つことで一緒に寄り添うことができます。
そういうアプローチで接すること。 ← ここ大切!
徐々にお客さまにもその姿勢が伝わります。
「・・・一緒にやってもらえそうだ」って。
結果として
資格にこだわらず仕事の幅が広がっていきます。
自分らしい利益も見つかりますね。