粗利改善の4つの視点

2018.08.23

写真 2018-08-05 10 02 07時代劇でみる商店などの大福帳に興奮
(先日、金沢で見せてもらった本物)

台風が接近している関西。風も強くなって
きました。午後からは電車も止まるって。
早めに仕事を切り上げましょう。

なんとなく落ち着かないから
・・・会計の基本的な視点を
お届けします。

粗利について。
売上高から原価を引いた残りです。

売上高-(期首棚卸高+当期仕入高)
-期末棚卸高)=粗利

正しくは売上総利益って言います。
粗利ってニックネーム。

決算書や試算表の確認でも
一番大切なのポイントになります。

粗利の改善。ポイントは4つです。

1.売上単価を上げる
2.仕入単価を下げる
3.売上数を増やす
4.固定費を減らす

これだけ。これしかない。
具体的にはどうなりますか。

1.売上単価を上げると粗利率↑
2.仕入単価を下げると粗利率↑
3.売上数を増やすと粗利額↑
4.固定費を減らすと固定費/粗利↓

ってなる。

仕入数を減らしても粗利には影響しない。
売れてないものはノーカウントです。
ではバクっと捉えますね。

1.と2.は率の改善。
3.は額の改善。
4.は相対的な改善なんです。

具体的には

1.は選ばれること。
高くても買ってもらえる理由や
相手に価値を届けることが必要。

3.はセット販売やついで買いの
演出。関係性を継続させる効果や
接点で派生します。
フロントエンド商品やレジ前商品
が有名です。

2.は大量発注による仕入れコストの
削減が代表的。本来の法人経営の
大型化のメリットはこれ。
アイテムごとの専門ルートや新規の
開拓だったり。共同発注やモノづくりでは
生産効率の改善も大きいです。

4.の代表的なコストは人件費。
粗利に占める人件費の割合は労働分配率
といって大切な会計指標のひとつ。
人件費/粗利=労働分配率

これが下がれば相対的に粗利が
上がったことになります。

単純にお給料を減らすと
労働分配率は低くなって改善されますが
あまり意味ないですよね。

それよりも日々の目標を売上ではなく
粗利で把握する。その意識づけでも
かなり効果ありです。

Aさん:売上500万円.粗利5万円
Bさん:売上100万円.粗利50万円

お給料が同額ならどちらが会社の
利益に貢献していますか。

もちろんBさんですよね。
それなのにAさんの評価のほうが
高い会社がいっぱいある。。。

それは粗利の把握がされていないから。
たったそれだけの理由。
家賃や定額のリース料も同じ考え方です。

なにが原価を構成するのか。
事業によって違ってくるので
粗利を把握するには手間がかかりますが
その価値はあると思う。

このあたりはボクが関与先に
伺った際に話すテーマにもなります。

課題や改善テーマを決めて
話すと気づきもあって楽しい。

せっかくの会計データ。
しっかり活用してくださいね。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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