100円玉の価値を考える
雨模様の大川右岸。
机の上の書類を整理しながら
休憩時間にブログを書いています。
消費税が改訂されましたね。
3%で導入されて以来3度目の改訂です。
たとえば100円だったモノの値段は
税込み103円→105円→108円
そして10月から110円になりました。
そうですよね。
消費税が導入されたのが1989年4月。
だから30年かけて消費税は10%に
上がりました。その結果、
100円玉の存在価値は下がりました!
詳しく説明しますね。
あきらかに100円玉は硬貨の主役。
少なくてもボクの中ではそうでした。
圧倒的な存在感は主に自動販売機で
その威力を発揮してきました。
それ1枚でジュースが買えたんだから。
それなのにもう100円玉1枚では
ジュースも買えなくなる。
もう1円玉の助けを借りなければ
世間の役に立たなくなる。
消費税導入のころは
そんなふうにささやかれたものです。
劇的な環境の変化には抗えません。
誰もがそう思った・・・
そんな時。
いち早く決断したのはジュース業界。
1円玉とは仲良くせずに
手を組んだのは10円玉でした。
100円→103円になると思われた価格を
これ幸いとばかりに一挙に引き上げたんです。
110円です!
ジュースを販売する自販機は
100円玉と10円玉だけで
対応することしました。
というか、消費税導入前から
そうだったんです。
自販機に手を加えずに済むから。
以前から100円のジュースは
100円玉と10円玉で買えたでしょ。
あと50円玉も使えた。
その後、5%8%と消費税が改訂される
過程でペットボトルの普及など
いろんな種類のドリンクが登場しましたが
自販機の値段は10円刻みです。
その後、自販機は100円玉、10円玉、
50円玉と500円玉はもちろん
お札にも対応するようになります。
そんなこんなの30年間で
100円の孤独に陥ったのがゲーム機。
ゲームの1プレイは100円のまま。
今も昔も100円玉にだけ対応。
だから100円の孤独。。。
1円玉も5円玉も対応していません。
両替機で100円玉に両替してゲーム機に
臨むスタイルのまま。
消費税分を価格に転嫁することもなく
値段据え置きの業界。
ジュースなどの自販機に比べてると
対応は真逆です。
このまま100円の孤独は続くのか
それともキャッシュレスに対応するのか。
疑問は深まるばかりです。
なんてなぁ~~