黒字を強いる空気

2021.07.25

夏空のひまわりは最高です!

意外と思われますが商売の「黒字」が
明確に優先されるようになったのは
ここ最近のことだと思います。

コロナ禍でこれまでの経営を再考する
必要に迫られることが増えました。

現代の「黒字」って損益のことであって、
損益という理論的な儲けばかりを
黒字と言っているんです。

同族経営は限られた人材を生かす商売。

大企業さながらに過去比較、業種比較、
規模比較に適した分析には損益ばかりを
黒字と言うようになったんです。

損益的に黒字であるためには
大企業のように優秀な人材の確保に
取り組む理由となりました。
自分で商売しているとわかるでしょう。
接客するだけ、制作するだけでこれまで
支持されてきました。

同族経営ってそういうものなんです。

同族会社も毎期毎期、黒字でなくては
いけないというのはプロの経営者の考え。
そんなプロの仕事を同族経営者に
求められても困りますよね。

そもそも創業者は好きな道具を買ったり
欲しい材料を仕入れてみたり適当に
好きを仕事に取り入れることで
商売していたんです。

それがいつの間にか損益の責任すべてを
素人の経営者に任せてしまったんです。

経営に徹する時間すらとれないのに、
いまでは「黒字」を強いる空気が強い。

黒字でなくては経営じゃないくらいに
思われるようになり、同族会社と大会社の
本質の区別もないままにプロの経営者への
要求を同族経営にも求めてしまう。

だから、その要求に応えるために
自然と指標の数字に頼る。

比較指標を正確に意識することが、
黒字の商売をする方法だと信じてしまう。
一人当たり売上高、粗利率、営業利益率・・・

他人の指標に頼ると感性が鈍ります。
それじゃつまらない。
失敗して再生できない理由はここです。

もう少しアバウトでいい。

標準的な仕事、誰が行っても同じような
業務であること。それが望ましい。
そう思い、同時にそれが悩む原因になる。

同じことを同じようにして
同じような評価と報酬を得ることの
できる人なんていないんです。

家族だったら個人の個性を認めるでしょ。
同族経営では人材の持っている個性だけで
十分に成り立ちます。

そのためには「その人らしさ」に集中します。
たしかに個人のできることだけでは
仕事にならないかもしれません。

得意なこと・やりたいこと・望まれること

この3つの合わさるあたりに「らしさ」を
探してお仕事してみる。

接客するだけ、制作するだけでこれまで
支持されてきたのは、そのあたりの
「らしさ」が相手に伝わっていたから。

出張先のひまわり畑を眺めていると
楽しくて、ふっと同族経営ってそうだと
想ったんです。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。
山本 やすぞう

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