確定申告を終えて想う。

2022.03.13

今年も確定申告を終えました。感謝です。

令和4年3月13日。日曜日。
1か月ぶりのお休みです。
のんびりと自宅で過ごしています。

期限を意識したバタバタした日常の中で
明確な目的を持たない余白のスペースに
ようやくたどり着いた感じ。

余白って
地上から空中へ回遊する空間だったり
立ち止まってホッと一息つける時間や
何も書いていないノートや予定表もそう。

空白と違って意図して創り出す間です。

間のない人の話が聞きづらいように
間のない仕事は疲れるばかりです。

それでもこの時期ばかりは仕方がないと
言い聞かせて仕事に取り組みます。

期間中は休む間がないなら
1日の中で意識して間を創ってみる。

お茶する時間を増やしたり
遠回りや寄り道しながら帰ったすると
リズムが出てきますね。

毎年、確定申告の繁忙期を迎えると
やっぱりボクは税理士なんだと想います。

確定申告の発想の源はその人との
かかわりを想い出して意識を向けること。

・複数の所得のある経営者
・不動産所得のあるお年寄り
・医療費があって還付申告したい人
・個人事業主
・株式や保険の満期のある人

などなど。みんな内容が違う。
自分の中に余白を意識して取り組まないと
間違ってしまう。

正確に言えば・・・
ボクたちが不親切になっちゃうんです。

疑問点を早めに問い直したり
不足資料を依頼したり、違う視点で
検討したりできなくなる。

手もとにある情報や資料だけで
申告書を作成して、即、完了では
ちょっと違う気がします。

今年の納税額が高いか安いかだけなく
来年やそれ以降のことも考えてみる。

仕事のスタートは相手を想うことから
始まります。それぞれの人には個性が
あって癖も違います。

一度で書類の揃う方もいれば
何度も事務所に通われる方もいます。

それぞれの違いに意識を向けて
接する確定申告です。

ご縁でボクたちへ依頼してくれたんだから
できる限り一緒に考えてみたい。

対話の中で別のことが顕在化することも
よくありますから。

間をとることで生まれる程よい距離感。
数値化できないけれど大切にしたい仕事観です。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

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