第21回 君の名は
毎回のサブタイトルのパロディーが楽しみですね~
さてさて直虎さま一行は
綿布の商いへ出かけます。
向かった先は気賀。
浜名湖・湖畔の港町です。
そこで事件が起こります。
あれあれ~
どこかで観たことのある。
そんな記憶がありますね。
ご一行さまが旅に出かけるあたり。
そうそう。水戸黄門です。
懐かしい時代劇。
水戸黄門のオマージュ。
オマージュって
尊敬を込めたパクリってこと。
だから・・・
お殿さまが盗賊団に捉われてしまうんです。
直虎さまが捕まったんです。
ほらね~
危機一髪のところに
風車の弥七が現れて乗り越える。
その後、助さん・格さんをお供に
悪事を働く代官を懲らしめる。
悪代官に捕まったちりめん問屋のご隠居さまは
その正体はとってもえらいお方。
水戸藩のご老公だったーーーーー
って。
配役をチェックしますね。
「水戸黄門」→「おんな城主直虎」でみていきましょう。
弥七→傑山(けつざん)
助さん・格さん→六左衛門・直之
ご老公さま→直虎さま
悪代官→盗賊の頭
ほらね。
ピッタリでしょ。
往年の時代劇ファンには
とっても分かりやすい画面。
そして、ボクが気になった台詞があります。
直虎の母
武家がどんどん戦をするのは
戦を仕掛け土地を手に入れていかなければ、
功を立てた者に与える土地がなくなるからです。
直虎
この世は奪い合うことでしか
立ちいかぬのですか・・・奪い合わずとも生きられる
世を作り出せばいいではないか・・・
盗賊の頭
・・・無理に決まってんだろう!
このあたり。
どう思われますか。
今後の展開でどう描かれるのかは分かりませんが
とっても興味深い台詞です。
まず奪い合いだとする前提は
「パイ(範囲・量・モノ)が限られている」
ってことだからです。
だから奪い合うんです。
自然と競争する思考が生まれます。
1.モノは分けると減る
2.外へ競争して勝って奪い合う
3.次々と成長しないといけない
4.国(土地)を守るため
5.負けると・・・
こんな思考パターンです。
同じ事象でも視点を変えると
違ったことが見えてきます。
モノを売っている。
モノを作っている。
モノを買ってもらう。
ここでモノを
体験、価値やコトに置き換えてみること。
とくにモノ余りの時代にはもう必須です。
モノは分け合うと減って、
体験は分かち合うことで拡散します。
以前、ここに書きました。
モノではく体験だと捉えること。
戦国時代を制した
三英傑もそのあたりをクリアしています。
褒美としての土地の代わりに
信長は茶器と茶の湯の開催権を与えました。
秀吉は武家に官位を授けました。
家康はまめに手紙を届けました。
限りある土地の代わりに
個別に関係性を結んだんです。
さぁ直虎さまはどう乗り切っていくんでしょうか。
そして今回のタイトル「君の名は」は
・・・龍雲丸でしたね~
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