おんな城主直虎。
第17話「消された種子島」
第18話「あるいは裏切りという名の鶴」
第19話「罪と罰」
ここ3話を通し描かれているのは
井伊家の主家に当たる今川家の内情です。
戦国時代の家は
現代の会社だと思うと分かりやすい。
今川家は㈱今川。
井伊家は㈱井伊。
松平家は㈱松平。
武田家は㈱武田。
そんな感じです。
親社にあたるのが㈱今川で
その子会社に当たるのが㈱井伊です。
㈱松平は今川グループから独立。
同時に㈱今川と
ライバル関係にあるのが㈱武田。
互いの営業エリアを尊重しています。
そんな関係性が崩れたのがコレ↓↓↓
㈱今川の先代社長の急死によって
氏真さんが社長に就任。
嫡男でしたが彼には
ほとんど経営の経験がありませんでした。
社長の息子だっただけ・・・
ただ彼には特技があったんです。
それが蹴鞠(けまり)!
つまりサッカーです。
それもファンタジスタと呼れるほど。
当代随一のテクニックです。
どれぐらいかというと・・・
天下人・織田信長の招きで相国寺において
その腕前を披露するほどのサッカー選手。
超一流のサッカー選手。
信長が主催の会ということは
現代で言えば天覧試合といってもいいほど。
サッカー界の至宝です。
さらに作詞家としても才能があって
和歌は生涯に1,700首ほど詠んでいる。
超文化人なんです。
そんな氏真社長の経営する㈱今川。
これから倒産へ向かいます。
会社の後継者としては
とてもつらいことかもしれません。
頼みのおばあさん・寿慶尼も高齢で元気がない。。。
㈱井伊を守るため。
それだけのために
直虎も㈱井伊の社長に就任しました。
おんなでもちろん経営経験もありません。
自分は後継者。
会社を継ぐコトを当然。
そうだと思うのは思い込みかもしれません。
親、先代がやまわりは継いでほしい。
後継者として会社を盛り立ててほしい。
な~んて思っていないかもしれません。
氏真が社長に就任して以来
子会社の㈱松平が
勝手にグループから独立。
愛知県からシェアを拡大します。
甲信地方は㈱武田のエリア
東海地方は㈱今川のエリア
そう取り決めて互いに譲り合ってきた
ライバル会社との関係も崩れ始めます。
自分たちに「価値」がなければ
相手の会社は取引をしてくれません。
結果、自分たちの会社も成り立ちません。
㈱武田も㈱松平も
どうして㈱今川と取引しなければいけないのか。
どうして㈱今川との約束を守らないといけないのか。
その理由がなくなったんです。
そのあたりを感じますね。
それでも当時、倒産即「死」を
意味する時代にあって氏真は生き延びます。
一芸は身を助ける。
これってホントなんだと思います。
後継者ってなに。あるいは
後継者という立場をもう一度見直してみる。
自分や自社の価値はどこにあるのか。
先代と違ってもいい!
そんな機会になる
大河ドラマおんな城主直虎ですね。
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