戦国のファンタジスタ今川氏真(うじざね)。おんな城主直虎

2017.05.15

キャプチャ
リフティングを披露する氏真(画像は公式サイトから)

おんな城主直虎。
第17話「消された種子島」
第18話「あるいは裏切りという名の鶴」
第19話「罪と罰」

ここ3話を通し描かれているのは
井伊家の主家に当たる今川家の内情です。

戦国時代の家は
現代の会社だと思うと分かりやすい。

今川家は㈱今川。
井伊家は㈱井伊。
松平家は㈱松平。
武田家は㈱武田。

そんな感じです。

親社にあたるのが㈱今川で
その子会社に当たるのが㈱井伊です。
㈱松平は今川グループから独立。

同時に㈱今川と
ライバル関係にあるのが㈱武田。
互いの営業エリアを尊重しています。

そんな関係性が崩れたのがコレ↓↓↓

パレード中に嵐にあって社長の車が狙われたのが桶狭間の戦い。

㈱今川の先代社長の急死によって
氏真さんが社長に就任。

嫡男でしたが彼には
ほとんど経営の経験がありませんでした。

社長の息子だっただけ・・・
ただ彼には特技があったんです。

それが蹴鞠(けまり)!

つまりサッカーです。

それもファンタジスタと呼れるほど。
当代随一のテクニックです。

どれぐらいかというと・・・

天下人・織田信長の招きで相国寺において
その腕前を披露するほどのサッカー選手。

超一流のサッカー選手。

信長が主催の会ということは
現代で言えば天覧試合といってもいいほど。

サッカー界の至宝です。

さらに作詞家としても才能があって
和歌は生涯に1,700首ほど詠んでいる。

超文化人なんです。

そんな氏真社長の経営する㈱今川。
これから倒産へ向かいます。

会社の後継者としては
とてもつらいことかもしれません。

頼みのおばあさん・寿慶尼も高齢で元気がない。。。

㈱井伊を守るため。

それだけのために
直虎も㈱井伊の社長に就任しました。
おんなでもちろん経営経験もありません。

自分は後継者。
会社を継ぐコトを当然。

そうだと思うのは思い込みかもしれません。

親、先代がやまわりは継いでほしい。
後継者として会社を盛り立ててほしい。

な~んて思っていないかもしれません。

氏真が社長に就任して以来

子会社の㈱松平が
勝手にグループから独立。
愛知県からシェアを拡大します。

甲信地方は㈱武田のエリア
東海地方は㈱今川のエリア

そう取り決めて互いに譲り合ってきた
ライバル会社との関係も崩れ始めます。

自分たちに「価値」がなければ
相手の会社は取引をしてくれません。

結果、自分たちの会社も成り立ちません。

㈱武田も㈱松平も

どうして㈱今川と取引しなければいけないのか。
どうして㈱今川との約束を守らないといけないのか。

その理由がなくなったんです。

そのあたりを感じますね。

それでも当時、倒産即「死」を
意味する時代にあって氏真は生き延びます。

一芸は身を助ける。

これってホントなんだと思います。

後継者ってなに。あるいは
後継者という立場をもう一度見直してみる。

自分や自社の価値はどこにあるのか。

先代と違ってもいい!

そんな機会になる
大河ドラマおんな城主直虎ですね。

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山本 やすぞう
1972年大阪市生まれ。近畿税理士会北支部所属。TKC近畿大阪会所属。 大河ドラマを題材に使い、名シーンや名セリフを交えたわかりやすい内容が評判となる。常識に縛られずその会社らしくあろうとする経営者を応援することから、中小企業の経営者のみならずスタッフまで「私にもできる」と思わせ、信奉者が増加中。 計算するだけでなく、一緒に利益を探す税理士として活動中。

山本会計事務所
Yamamoto Yasuzou Accounting Firm
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