大河ドラマ いだてん
東京オリムピック噺(ばなし)
日本人が初めて五輪に参加した
明治の終わりごろから1964年の
東京五輪までの半世紀を描く大河ドラマ。
主演は中村勘九郎と阿部サダヲ。
脚本は宮藤官九郎。
五輪イヤーの前とはいえ現代劇で、
視聴率は苦戦しています。
これは予測されたことです。
歴代の最低視聴率を更新することも
間違いありません。(←いまのところ)
カッコいい侍はもちろん。
素敵なお殿さまもお姫さまもいない。
そんな現代ものが大河ドラマなのか?
そんな疑問の声が聞こえてくることは
当初からあるからです。
それでもなにか狙いがあるはず。。。
ボクはずっとそう思っていました。
そしてようやくこの大河ドラマについて
ブログを書くことができます。
従来からの常識からの逸脱です。
まずは常識的な視聴率は・・・
第13回は平均視聴率は8.5%
第10回と第11回の8.7%を下回り
番組ワーストを更新中です。。。
ドラマとしては面白けど残念数字です。
テレビ業界の数字は「率」が常識。
これはビデオリサーチの調べる、
調査対象世帯全体に対する割合。
実際の数ではありません。
そしてテレビ業界でもこの
数字以外の指標を模索してきました。
それが視聴質。
いだてん 視聴質が全番組中トップ!
いだてんは大河ドラマに新しい視聴者を誘う起爆剤だ
もう視聴率が低いという話題は
聞き飽きました。
これからは率ではなく質です。
詳しくはサイトを読んでくださいね。
同じ大河ドラマでも
昨年の「西郷どん」と「いだてん」では
視聴者が入れ替わっていることが
分かりました。
新しい視聴者を獲得したんです。
誰が見てくれているのか。
どの程度注目してくれたのか。
だから質です。
個性に基づく価値。
これが利益の源泉と言ってきました。
大切なことは「らしさ」つまり「質」です。
数字にも質はあります。
額や率ばかり追いかけていては
疲れるばかりです。
イチローの打率が2割以下になっている理由
黒字の会社はずーっと黒字で、赤字の会社はず~っと赤字の理由
数字の質に注目して解説しました。
売れたあと(結果の出たあと)に
額や率に注目するんです。
その過程では質が存在しています。
その質を省略しているだけなんです。
情報や価値が多様化する時代。
らしさの確立こそが存在理由となる
生命線なんですから。
新しい時代の大河ドラマ。
やっぱり大河ドラマは面白いね。